第16回
タムロン鉄道風景コンテスト
私の好きな鉄道風景ベストショット
審査結果発表
地域の活性化と鉄道文化の振興に貢献することを目的とした、「第16回 タムロン鉄道風景コンテスト」の入賞者が決定いたしました。(2023年9月4日(月)締め切り)
広田尚敬氏、矢野直美氏、金盛正樹氏による厳正な審査が行われ、応募総点数9,454点、応募人数2,488人(延べ人数)の 数多くのご応募の中から、45名の方が入賞されました。おめでとうございます。
なお、11月14日(火)から30日(火)までの17日間、同写真コンテストの「入賞作品写真展」をそごう大宮店で開催いたします。
※各部門の応募作品数を総合的に考慮した結果、より丁寧な審査を実現するために、「Web応募」の内「 U-18(18歳未満)の部」につきましては審査担当を金盛正樹氏から矢野直美氏へと変更いたしました。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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第16回 タムロン鉄道風景コンテスト 私の好きな鉄道風景ベストショット 入賞作品写真展のご案内
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下記日程にて、コンテスト入賞全作品を一堂に展示しての「入賞作品写真展」を開催いたします。
お近くにお越しの際には是非お立ち寄り下さい。会期 2023年11月14日(火)~30日(木)[17日間] 午前10時00分~午後8時00分 会場 そごう大宮店 3階特設会場(埼玉県さいたま市) 入場料 無料 後援 さいたま市 さいたま市教育委員会 さいたま商工会議所 協力 そごう大宮店 主催 株式会社タムロン -
〒330-9530
さいたま市大宮区桜木町1-6-2 そごう大宮店 3階特設会場入賞作品写真展の様子
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総評
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広田尚敬 氏(写真家)
審査部門
- プリント応募「一般の部」、「U-18(18歳未満)の部」
- Web応募「U-18(18歳未満)の部」※アドバイザー
今年は異常な猛暑だったにもかかわらず、皆さんが一生懸命応募して下さったことに心から感謝します。応募総点数9,454点!…くしくもこうして良い作品が集まるとは思いませんでした、という語呂合わせも出るほど。今年から応募のカテゴリーも審査方法も変わり、戸惑ったことと思いますが、結果的には質の高い作品が集まったことは実に喜ばしいことです。部門が増えた半面、各部門の入選や佳作の点数は減ることになりました。その動きとは逆に、応募点数が増えたことによって入賞の枠に入り切れない優れた作品がものすごく多く、選者としてはその辺がとても辛く、難しいところでした。入落の差はほんのわずかな違い。残念なことに今回入らなかった方はぜひまたチャレンジして下さい。回を重ねるごとにこの鉄道風景コンテストも前進しているし、応募者の方々も日々前進しているのだということを実感した審査でした。
毎年の入賞作品から学び、刺激を受けることは大切なことですが、人の作品にあまり左右され過ぎないほうが良いでしょう。自分の好きな被写体や自分の撮りたい写真の方向性を信じて、そして何より自分の感性を信じて撮影と応募を続けていただきたいと思っています。
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矢野直美 氏(フォトライター)
審査部門
- プリント応募「一般の部」、「U-18(18歳未満)の部」
- Web応募「U-18(18歳未満)の部」
もう16回目を迎えるほど回を重ねたにもかかわらず、応募作品からは毎年新しい発見があり驚きを感じます。それは皆さんの鉄道への関心と愛情の深さが源泉にあるからかもしれませんね。好きな物は人生を楽しくしてくれます。そうした撮影者の気持がストレートに伝わってくる写真が、今回は特に多かったような気がしました。
今年は従来からの「プリント応募」に加え「Web応募」が開設され、応募の内容や形態に選択肢と自由度が増えたと思います。それだけにバラエティーにも富み、応募された作品と同じ数の賞が欲しいというのが正直な私の気持ちでした。私もこの場所へ行って写してみたいと思うような魅力的な作品がたいへん多く、若い鉄道好きな皆さんが好きな撮影地を歩き個性的な写真を撮り発表されていることは本当に素晴らしいことだと改めて感じました。
印象に残ったのは、桜の表現の多様性や、ホームや田の水鏡を利用するといった撮影者の着眼点が生きる作品が目立ったことでしょうか。全体的に作者の思い入れの強い作品が多く、あいにく入賞を逃した作品の中にも素晴らしいものが多かったので、これからも引き続き鉄道に寄せるご自分の思いを大切に撮り続けてご応募していただきたいと思いました。
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金盛正樹 氏(写真家)
審査部門
- Web応募「一般の部」
今年から「Web応募」が新設されましたがその「一般の部」の審査を担当させていただきました。このような大量の写真を画像データで審査したのは初めての経験でしたので、まず公平で効率的な審査を実現するために、審査終了日から逆算して一日に審査する点数を自分に課して、何日かに分けてすべて目を通し、上位作品を絞り込みました。最初は戸惑いもありましたが、無事に優れた作品を選び出すことができ安心しています。
プリントよりも応募しやすいWebという方法なので初心者の方が多いのかと思いましたが、作者の撮影意図がしっかりと伝わってくる写真が多く、数だけでないその水準の高さにも驚きました。プリントや郵送作業に手間をかけることなく気軽に応募できるメリットのみならず、締め切り直前まで自分の納得のいく画像づくりに専念できるというWebの利点を、応募者の皆さんが最大限に活用された結果が作品レベルにも反映されたようです。作品内容については、オーソドックスな鉄道写真の中にもチャレンジングな表現などもあり多彩でした。また全体的に彩度を上げ過ぎる傾向が強くみられますので、インパクト重視だけでなく写真本来の忠実な色彩や諧調再現も、もっと大切にしていただきたいと感じました。
一般の部
総合グランプリ【さいたま市長賞】
「一般の部」と「U-18の部」、各部ごとの最優秀作品に対する賞(「プリント応募」と「Web応募」を合わせた全応募作品から選出)
部門大賞
総合グランプリに次ぐ優秀な作品に対する賞
ユニーク/ユーモア賞
既存の鉄道写真に囚われない自由な発想の作品に対する賞
入選
U-18 (18歳未満)の部
総合グランプリ【さいたま市教育委員会教育長賞】
「一般の部」と「U-18の部」、各部ごとの最優秀作品に対する賞(「プリント応募」と「Web応募」を合わせた全応募作品から選出)
部門大賞
総合グランプリに次ぐ優秀な作品に対する賞
ユニーク/ユーモア賞
既存の鉄道写真に囚われない自由な発想の作品に対する賞
入選
全応募作品より選出
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ユニーク/ユーモア大賞
【さいたま商工会議所会頭賞】各部の「ユニーク/ユーモア賞」から選出された最優秀作品に対する賞
ユニーク/ユーモア大賞
「花より団子よりスーパーやくも」
田中 瑛三 様 31歳(岡山県)
※プリント応募から選出 -
車輌写真賞
「編成写真」や「形式写真」に代表される、車輌そのものの美しさや様式美を表現した作品に対する賞
車輌写真賞
「喜寿の容姿」
蟹江 大和 様 24歳(千葉県)
※プリント応募から選出 -
タムロン賞
タムロン賞
「雪あかり」
原 由美子 様 56歳(群馬県)
※プリント応募から選出
過去の審査結果と受賞作品がご覧いただけます
- 第17回(2024年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第16回(2023年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第15回(2022年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第14回(2021年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第13回(2020年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第12回(2019年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第11回(2018年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第10回(2017年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第9回(2016年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第8回(2015年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第7回(2014年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第6回(2013年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第5回(2012年)タムロン鉄道風景コンテスト
- 第4回(2011年)タムロン鉄道風景コンテスト
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