人工衛星搭載用光学系の開発「スタートラッカー向け光学技術」
迷光遮蔽と耐放射線環境の設計技術
-
人工衛星搭載用光学系の開発
空間光通信用/姿勢制御用/観測用光学系
タムロンは新たな社会課題の解決をめざし、これまで培ってきた光学技術を用いて人工衛星をはじめとする宇宙空間に対応可能な光学系の研究開発を進めています。
人工衛星に搭載される光学系としては、衛星の用途によって
1. 空間光通信用
2. 姿勢制御用(スタートラッカー)
3. 観測用
という3つに大別することができます。
0
人工衛星には、宇宙空間において恒星の座標から自分の姿勢(向き)を知るための「スタートラッカー」と呼ばれる姿勢制御用の装置が搭載されています。
スタートラッカーに使用する光学系には、宇宙環境には電離放射線が存在するため、放射線に対応したコーティングが必要です。また、迷光を低減するバッフルには、外乱(太陽)・散乱光の反射シミュレーションを行い、ノイズの少ない恒星画像の取得を行います。
タムロンでは宇宙環境に適した耐放射線対応のコーティング技術、迷光を遮蔽し、より鮮明な画像を取得するための迷光シミュレーション技術、耐放射線硝子材を使用したレンズ設計技術を保有し、宇宙環境での実装へ向けて研究を重ねています。
研究開発
development
20230214035155