2024.09.26
写真家 清水 純一氏がタムロン90mm F2.8 MACRO (Model F072)ニコン Z マウント用で撮るポートレート
ポートレートを中心に撮影しているフォトグラファーの清水 純一です。写真でその人の魅力を引き出すことが何よりも好きで、プライベートでも人物の作品撮りを行っています。
今回、90mm F/2.8 Di III MACRO VXD (Model F072)ニコン Z マウント用を使用してモデルさんを撮影しました。ポートレートを撮影する場合、バリエーションや短時間で動き回ることが多いので、普段は24-70mm、70-200mmのズームレンズを使用することが多いですが、自分が好きな単焦点レンズは、常にカメラバックに入っており、ここぞ!という場面で使用しています。背景のボケ感だったり光の入り方が、特に単焦点レンズは特徴が出ると思っているので、今回のレンズも楽しみにしていました。
一枚目の写真 焦点距離:90mm 絞り:F3.2 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:500 使用カメラ:Nikon Z 7II
今回レンズを使用してみて、ポートレートに適した素晴らしいレンズだと感じました。人物を撮影する場合は、適度な背景の圧縮効果とボケ感の豊かさが感じられることを重要視しており、70mmから100mmくらいのズームを選択することが多いのですが、90mmというこのレンズは最適なレンズでした。このレンズ1本でも十分と思えるレンズです。
普段はズームレンズを使用することが多いので、その場所でズーム機能を使用して画角を変えることが多いのですが、単焦点レンズでは自らが動かないと変化がないので、動くことにより新しい角度を見つられる良さを改めて感じました。自ら動いて、色々な場所や角度を探すという写真の基本を改めて教えてくれるレンズになりました。
柔らかなボケと被写体のシャープさ、マクロレンズの性能を持ってこのレンズの軽さ。このレンズを持っていると新しい写真の表現ができるので、今後私のポートレート撮影に欠かせないレンズになると思います。
記事で紹介された製品
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90mm F/2.8 Di III MACRO VXD f072(Model )
90mm F/2.8 Di III MACRO VXD (Model F072)は、長年「タムキュー」の愛称で親しまれてきたタムロン90mmマクロレンズのミラーレス版です。高い解像力と光学性能を誇り、タムロン初の12枚羽根の円形絞りが、美しい玉ボケと光芒表現を実現します。軽量・コンパクトなデザインで気軽に持ち運べ、新型の窓付きフードでフィルター操作も容易です。さらに、TAMRON Lens Utility™に対応し、高速・高精度AFを搭載したこのレンズは、写真と動画撮影の可能性をさらに広げます。伝統の描写力と最新技術を融合させた、新たな「タムキュー」の歴史を切り拓く一本です。