2020.12.04
写真家 澤村 洋兵氏が圧倒された、タムロン 17-70mm F2.8 (Model B070)ソニー Eマウント用の幅広い活躍領域と描写力
お久しぶりです。TAMRON MAGでは何度か登場させていただいている京都在住のフォトグラファー 澤村洋兵です。ここに登場できることが毎回嬉しくて本当に幸せです。これも今ボクの記事を読んでくださっている皆さんのおかげです。感謝です。
さて、今回はAPS-C用の標準ズームレンズ、ソニーEマウント用 TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)。なんと、世界初という、このズーム領域でF2.8通し。この部分だけでも気になる存在のレンズですが、果たして写りはどんなものなのか。
始めにこのスペックを聞いたときはスナップ・風景にはとても便利なレンズなんだろうなと感じましたが、普段フルサイズのカメラばかりで撮っている身としてはポートレートには物足りないのでは?と、こっそり思っていました。
ところが、いざ撮ってみるとそんなことは全くなく、まさにこれぞ「万能レンズ」という仕上がりでした。それではこのレンズの活躍できる領域の広さをご覧ください。
一枚目の写真( 焦点距離:70mm 絞り:F/2.8 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:100)
望遠側70mm、開放でのポートレート。後ろのボケも前のボケもタムロンらしい美しく柔らかいボケでピント面もシャープで繊細。これ1枚でポートレートも十分に満足のできるレンズだということが分かります。
始めにも言いましたがまさに「万能レンズ」。これぞ「万能レンズ」。というのがこのレンズにぴったりな感想です。
世界初の17-70mmでF2.8通し。
コンパクトで単焦点レンズに引けをとらない表現力。接写も暗所も対応できるので、何も言うことなしです。
個人的には単焦点だからこそ足で稼いでいい写真が撮れるようになるという思いもあるのですが、どんどん進化するカメラやレンズの技術を存分に活かして表現するという事も大切にしています。様々なタイミングでやってくる素晴らしい瞬間や景色、万能だからこそ逃さず切り取れる。そう思っています。
この1本があれば何事にも対応出来る、その『万能さ』を皆さんにも是非体験して欲しいです。
Yohei Sawamura 澤村 洋兵
1985年京都生まれ。美容師、和食料理人、バリスタ、珈琲焙煎士など様々な職業を経験してきた異色の経歴を持つフォトグラファー。企業案件や広告写真、SNSブランディングアドバイザーなど幅広く活動。Lightroomのオリジナルプリセットは多方面から人気を博す。撮る写真は人物写真、風景、スナップなどバリエーション豊か。それぞれの職業で培った感性と類い稀なセンスと器用さを武器に様々な瞬間を自分の色にして表現し、SNSを中心に多くの共感を生む作品をアウトプットし続けている。また、改めて写真の楽しさ、自分らしく生きることの楽しさを世に伝えるためYouTube「キョウトボーイズ」としても活動している。 2022年 単著「あの人が自分らしい写真を撮れる理由」出版
記事で紹介された製品
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17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD b070(Model )
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。