2024.11.21
超望遠レンズとは?レンズ選びのポイントや作例写真をご紹介
超望遠レンズとは?レンズ選びのポイントや作例写真をご紹介
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超望遠レンズとは
一般に、焦点距離が約80mm以上のレンズを望遠レンズと呼びますが、その中でも特に焦点距離約300mm以上のレンズは「超望遠レンズ」と呼ばれます。
超望遠レンズは、通常の望遠レンズよりもさらに遠くの被写体に迫ることができ、野生動物やスポーツなど、近寄ることが難しいシーンで重宝されます。
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野生動物の撮影では、超望遠レンズを使用することで、警戒心の強い野鳥や動物たちを、その生態を乱すことなく安全な距離から撮影することができます。焦点距離が約300mm以上あれば、 小鳥の羽根の細部やリスの毛並み、キツネの表情などといった繊細なディテールまで、くっきりと捉えることが可能です。
自然風景
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超望遠レンズは、風景写真の新たな魅力を引き出してくれます。遠くそびえる山々の稜線や、際立った木々、水面に映る夕景など、広角レンズでは表現できない風景の一部分を切り取ることが可能です。また、レンズの圧縮効果を活用することで背景の密度を高め、より迫力のある風景写真に仕上げることができます。
月
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天体や月の撮影においても超望遠レンズが役に立ちます。焦点距離が約300mm以上あれば、月のクレーターなど細かな部分まで精細に写し撮ることができます。
飛行機
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通常は近づくことのできない飛行機も、超望遠レンズなら大きく寄って撮影ができます。離着陸時の迫力ある姿はもちろん、飛行中の機体全体やコックピット、エンジン部分などもディテールまで捉えることができます。朝焼けや夕焼けなどの時間帯に合わせて撮影すれば、空の色と機体のシルエットが織りなす感動的な風景を撮影できるでしょう。
鉄道
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鉄道写真では、超望遠レンズならではの圧縮効果を応用してみましょう。走行中の列車を遠くから撮影し、背景の山並みや街並みと列車を重ね合わせることで、よりエモーショナルな構図を作り出すことができます。また、遠くからでも車両の細部まで鮮明に捉えられるため、列車の持つ造形美も印象的に表現できます。
スポーツ
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超望遠レンズを使うことで、観客席からでも選手の躍動感あふれるプレーを大きく切り取ることができます。全身を捉えるだけでなく、表情や汗の粒などディテールに迫ることで、選手の感情や試合の緊張感までも表現できるでしょう。動きの速い被写体を確実に捉えるためには、優れたAF性能を持つレンズを選ぶことが重要です。AFの正確さや精度に加え、動体追従性能の高いレンズを選んで撮影に臨みましょう。
大きなボケを活かしたクローズアップ
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超望遠レンズはボケも大きくなります。特に、開放に近いF値で撮影すると、背景に美しいボケを作り出すことができます。最短撮影距離の短いレンズであれば、花や小動物に迫りつつ、背景の色彩をやわらかなボケとして取り込むことも可能です。
圧縮効果を活かしたスナップやポートレート
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超望遠レンズは遠くの被写体を写すだけでなく、ポートレートにも有用です。人物と背景がある程度離れた状態から撮影することで、背景との距離感が圧縮され、主題となる被写体にぐっと引き込まれるような印象になります。同様にスナップにおいても、背景の選び方によって被写体の印象を大きく変えることができます。
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前述の通り、超望遠レンズの最大の特徴は、遠く離れた被写体に大きく迫れることです。通常の望遠レンズでは捉えきれない距離からでも、野生動物の毛並みや山肌の質感、建築物の細部など、肉眼では見えにくい細かなディテールを大きく写すことができます。この特徴により、被写体に物理的に近づけない状況でも、迫力のある写真表現が可能になります。
狭い画角で風景を切り取る
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超望遠レンズは焦点距離が長い分、画角が狭くなります。この特徴を活かすことで、広大な風景の中から印象的な一部分だけを切り取ることが可能です。たとえば、建物の細かな意匠や装飾、動物の模様といった細部のディテールに迫り、画面いっぱいに表現することができます。
大きなボケ
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超望遠レンズのもう一つの大きな特徴は、被写界深度の浅さによる印象的な背景ボケです。焦点距離が長いほど被写界深度は浅くなるため、ピントが合って 見える狭い範囲以外は大きくボケて見えます。ポートレートや野鳥、草花の撮影では、この特徴を応用することで印象的な写真になるでしょう。また、背景に点光源があれば、玉ボケを取り込んでみても良いでしょう。
圧縮効果
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圧縮効果とは、写真の中の遠近感が圧縮されることで、被写体と背景が密接に重なり合って見える現象を指します。通常の望遠レンズにも同様の特徴がありますが、超望遠レンズではその効果がさらに顕著です。
圧縮効果は写真表現の一つとして、非常に有効です。たとえば、遠くの山々を背景に手前の建物を重ね合わせて見せたり、自然や街並みの中を走る列車を捉えたりすることで、現実の風景とは異なる迫力ある表現が可能になります。
暗くならないよう露出に注意
超望遠レンズは焦点距離が長く、開放F値が暗くなる傾向があるため、入射する光量が少なくなります。 特に暗めの環境や夕暮れ時の撮影では、露出不足になりやすいため注意が必要です。適切な明るさを確保するためにISO感度を適度に上げたり、可能な範囲でシャッタースピードを遅めに設定したりするなど工夫してみましょう。
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構図や背景を工夫する
超望遠レンズは画角が狭いため、わずかな構図の違いでも写真の印象が変わることがあります。主題となる被写体の配置はもちろん、背景となる要素の選び方も検討しましょう。同じ被写体でも、撮影するポジションやカメラを向ける角度を変えることで、全く異なる表情を引き出すことができます。さまざまポジション、アングルから繰り返しシャッターを切ってみましょう。
関連記事:【初心者の方必見!】上手な写真を撮るための構図・アングルの基本を分かりやすく解説!
開放F値
開放F値が小さいレンズは、より多くの光をセンサーに取り込むことができ、明るめの写真を撮りやすくなります。F4.5やF5のレンズは、暗い環境下でも露出を確保しやすく、シャッタースピードなども柔軟に設定しやすくなるでしょう。また、背景ボケも大きくなるため、より印象的な写真表現が可能になります。
関連記事:F値(絞り値)とは?設定例やシャッタースピード、ISO感度との関係まで徹底解説
焦点距離
望遠端で約400mmから500mm 程度の焦点距離をカバーしていれば、野鳥や野生動物、スポーツなどのさまざまな撮影にも対応できるでしょう。また、広角端が70mmから100mm程度の中望遠域までカバーできるズームレンズであれば、風景撮影やポートレートまで1本でこなすことができ、より幅広い撮影に対応できます。
関連記事:焦点距離とは?画角との関係など基礎知識を解説
オートフォーカス(AF)性能
超望遠レンズでは、野鳥やスポーツなど、動きの速い被写体を撮影する機会が多くあります。そのため、素早く正確なピント合わせができる高性能なAFが必要です。またAFの精度だけでなく、被写体の動きを追従できる動体追従性能の高さもチェックしておきましょう。野生動物の撮影など音に敏感なシーンでは、AF動作の静音性も重要なポイントになります。
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手ブレ補正機構
レンズ内手ブレ補正機構は、超望遠レンズで重要な機能です。レンズ内手ブレ補正機構があれば、手持ち撮影時の安定性が向上し、シャッタースピードが遅めの設定でも安定した写真を撮りやすくなります。同時に、手ブレ補正の効き量やその調整有無も確認しておきましょう。
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50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD a067(Model )
50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A067)は、広角端50mm始まりでズーム比8倍、フルサイズミラーレス一眼カメラ対応の超望遠ズームレンズです。50-400mm全域で妥協のない高画質を実現するレンズでありながら、100-400mmクラス同等の小型・軽量サイズを達成。リニアモーターフォーカス機構VXD、手ブレ補正機構VCを搭載し、スポーツや野鳥などの撮影で、被写体の動きに素早くピントを合わせられます。近接撮影能力にも優れ、被写体に存分に近づいたハーフマクロ撮影も可能です。Model A067は、圧倒的な高画質と機動力を兼ね備えた新しい超望遠ズームレンズです。