2024.09.27
ポートレートとは?上手に撮影するコツやレンズ選びのポイントを解説
ポートレートとは?上手に撮影するコツやレンズ選びのポイントを解説
「ポートレート」とは英語で「肖像画」を意味します。写真の分野では、主に被写体となる人物を主題とした写真のことを指します。モデルを写した写真はもちろん、日常的に撮影する家族や友人の写真も、立派なポートレート写真の一種といえます。
スナップとの違い
同じ人物写真には、ポートレートだけでなくスナップもあります。どこに違いがあるのでしょうか?
ポートレート撮影では、モデルのポージングや構図をあらかじめ決めて撮影することが一般的です。いわば、小規模な撮影会のような形を取ります。
一方、スナップは「早撮り」とも呼ばれ、街中で遭遇した瞬間的なシーンを即興的に撮影します。被写体は人物に限らず、風景や建物 など多岐にわたります。
そのため、ポートレートは「計画的な」人物写真、スナップは「即興的な」人物写真ともいえるでしょう。
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ポートレートを上手に撮影するコツ
ポートレート撮影の上達には、いくつかの重要な要素があります。ここでは、美しいポートレートを撮影するための基本的なポイントをご紹介します。
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適切なレンズを選ぶ
ポートレート撮影においては、主題との距離感や関係性の表現が重要です。その点で、レンズ選びは作品の雰囲気に大きく影響します。
まず、焦点距離が約35mm以下の広角レンズは、背景・風景と人物との対比やストーリー性を表現するのに適しています。遠近感(パースペクティブ)が強調されるため、奥行きや立体感も表現しやすいレンズです。
一方、焦点距離が約35mmから50mm程度の標準レンズは、適度なボケ感と自然な画角で人物を捉えやすいため、初心者の方にもおすすめです。
また、焦点距離が約85mm以上の望遠レンズを使用すると、風景の中で主題を切り取り、表情のディテールに迫ることができます。背景への滑らかなボケ味や圧縮効果による独特の遠近感 を活かして、主題の印象を強調することも可能です。
このように焦点距離によって得意な表現が異なるため、撮りたいイメージによってレンズを選択するようにしましょう。
また、レンズには大きく分けてズームレンズと単焦点レンズの2種類があります。
広角から望遠側まで幅広い焦点距離をカバーするズームレンズを使用すれば、1本のレンズで画角を変えながら様々な表現が可能です。
一方、単焦点レンズはF値が小さいレンズが多くボケを生かした写真が撮りやすいため、ポートレート撮影でも根強い人気があります。焦点距離を変えられないため、撮影者自身が被写体に対して動く必要がありますが、被写体との距離感覚を掴むことを習得する良い機会になります。
露出を調整する
ポートレート撮影に限らず、露出は写真の印象を大きく左右します。ここでは、主な設定項目をご紹介します。
撮影モード
ポートレート撮影では、絞り優先モードを使用してみると良いでしょう。このモードでは、F値を設定することで、シャッタースピードが適正露出になるよう自動調整されます。
F値を調整することで背景のボケ具合をコントロールできるため、一眼カメラらしい、被写体が引き立ったポートレートを撮影できます。
撮影に慣れてきたら、マニュアルモードにチャレンジしてみるのも良いでしょう。露出の要素を自分でコントロールすることで、より意図的な表現が可能になります。
F値
F値はF2からF4 など、開放に近い値に設定することで、大きな背景ボケを得ることができます。これにより、被写体の印象を強調することが可能です。
一方、複数人を撮影する場合や、背景までしっかりと写し込みたい場合は、F5.6からF11程度に絞ると良いでしょう。より広い範囲にピントが合って見えるシャープな像を得ることができます。
シャッタースピード
シャッタースピードは、露出だけでなく、手ブレや被写体ブレにも影響する要素です。焦点距離にもよりますが、一般的に 1/60秒から1/250秒程度を目安にすると、多少動きのある被写体でもブレずに捉えやすくなります。
ただ、使用しているレンズや被写体の動き、撮影環境の明るさによっても適切な値は変わってくるため、状況に応じて調整することが大切です。
ISO感度
ISO感度は、光量が十分でない環境での撮影において特に重要になります。まずはオート設定に任せて、撮影結果を見ながら適宜調整しましょう。
晴れた日の屋外撮影であれば、ISO100からISO400程度の低めのISO感度でも十分な明るさが得られます。
一方、曇天時や屋内での撮影ではISO1600からISO3200など、やや高めのISO感度にすることで、明るめの写真を撮りやすくなるでしょう。同時に、高いISO感度はノイズ(ざらつき)の増加につながるため注意も必要です。
また、露出補正を活用することでも、明るめの写真に仕上げることができます。露出補正は、より意図的な表現にも使用されます。たとえば、あえて露出オーバー(ハイキー)にすることで、明るく華やかな雰囲気を演出することができます。
代表的な構図法を知っておく
基本的な構図を知っておくと、バランスの取れた写真をスムーズに撮ることができます。ここでは、代表的な構図をいくつかご紹介します。これらの構図を出発点としつつ、自分なりの工夫を加えてみると良いでしょう。
関連記事:【初心者の方必見】上手な写真を撮るための構図・アングルの基本を分かりやすく解説!
人物の表情が与える印象は、光の質感や強さ、陰影のバランスによって大きく変わります。ここでは、光の向きや質、ライティングについて詳しく見ていきましょう。
光の向き
光の向きは主に、順光、逆光、サイド光の3種類があります。
順光は被写体の正面から光が当たる状態で、表情がはっきりと写ります。しかし、モデルが目を閉じてしまったり、平板な印象になりやすい点に注意が必要です。
反対に、逆光では被写体の後ろから光が当たります。表情が影になりがちですが、エモーショナルな情景を演出したり、露出を調整することで柔らかな光に包まれたような雰囲気を作り出せます。
一方、サイド光は横から光が当たる状態です。表情の立体感や陰影が強調されます。メリハリのある表現やクールな印象を生み出すのに適しています。
まずは、サイド光や順光を意識してみると、表情をしっかりと捉えやすくなるでしょう。
光の質
光の質は大きく分けて、ハードライト(硬い光)とソフトライト(柔らかい光)と表現されます。
ハードライトは太陽光など強い光源から生まれ、明暗のコントラストがはっきりします。表情を鮮明に写し出すことができますが、陰影が強く出やすい点には注意が必要です。
ソフトライトは曇天時の自然光や拡散させた人工光などで、全体的に柔らかな印象の光です。コントラストは低めですが、優しさや繊細さを表現するのに適しています。
被写体だけでなく、こうした光の質感でも印象が変わることを意識しておきましょう。
光の強さ・バランス
より本格的な撮影では、光の強さやバランスのコントロールが重要になってきます。ここでは、基本的なライティングの知識と、その活用方法について説明します。
・主光源と補助光源:
主光源(メインライト)は被写体に対して主な光源となり、全体的な明るさと陰影を決めます。
補助光源(フィルライト、フィルイン)は、主光源が作り出す影を和らげたり、被写体の特定の部分を強調したりするのに使用されます。これらのバランスを調整することで、立体感や雰囲気を整えることができます。
続いて、代表的な照明法を確認しましょう。
・三点照明法 :
ポートレート撮影で広く用いられる基本的なライティング技法です。メインライト、フィルイン、そして被写体の後ろに置くバックライトの3つの光源を使用します。バックライトは被写体と背景の境界をはっきりさせ、輪郭を強調する効果があります。
・レンブラント照明/レンブラントライティング:
被写体の顔の片側に三角形の光が当たるように光源を配置する手法です。ドラマチックな陰影を作り出し、立体感のある印象的なポートレートを生み出すことができます。
・バタフライ照明/バタフライライティング:
被写体の正面上方から光を当てる技法で、鼻の下に蝶のような影ができることからこの名前がつきました。顔の凹凸を最小限に抑え、フラットな印象を与えるため、美容やファッション撮影でよく使用されます。
・ループ照明/ループライティング:
メインライトを被写体の顔の横45度上方に配置する方法です。鼻の横に小さな影ができ、自然な立体感を生み出します。多くの状況で使いやすい、汎用性の高いライティング方法です。
以上、4つの手法を紹介しましたが、自然光を活用する場合も、これらの原理を応用することができます。たとえば、窓際での撮影時に反射板を使用して補助光を作り出したり、カーテンで光を拡散させてソフトな光を得るなどの工夫ができます。
また、キャッチライトもよく使用される手法の一つです。被写体の瞳に小さな光の反射(キャッチライト)を作ることで、生き生きとした印象を与えることができます。光源の位置や大きさを調整し、自然で魅力的なキャッチライトを作り出すことが大切です。
背景ボケを活かす
背景ボケは、ポートレートに奥行きと立体感を与え、被写体の魅力を引き出します。適切に活用することで、被写体の表情やシルエットの印象をより際立たせることができるのです。
背景ボケを効果的に生み出すには、次の3つのポイントを確認してみましょう。
①F値
F値(絞り)を開放に近い値(小さいF値)にすることで、被写界深度が浅くなり、背景ボケが大きくなります。ポートレート撮影では、F1.4からF2.8といった開放絞りがよく使用されます。
②焦点距離
レンズの焦点距離によって被写界深度が変わり、ピントの合って見える範囲が異なります。
たとえば、こちらは同じポジションで焦点距離を変えて比較したものです。
35mmでは背景までピントが合って見え、被写体の置かれた状況まで具体的にわかります。
一方、85mmではボケが大きくなり、画角も狭くなることで、より被写体に視線が導かれるでしょう。
150mmではさらにボケが大きくなり、画角も狭まります。また、望遠レンズの圧縮効果によって背景の迫力が増し、被写体の魅力が引き立つ印象です。
このように、焦点距離によって主題の印象が大きく変わるため、撮りたいイメージに合わせて、適切な焦点距離を選ぶことが重要です。
③被写体と背景の距離
被写体と背景の距離が離れれば、背景ボケも大きくなります。撮影場所を選ぶ際は、この点も考慮しましょう。
ただ、背景ボケが大きすぎると、周囲の環境や場所の雰囲気が伝わりにくくなる場合もあります。撮影の目的や表現したい雰囲気に応じて、適度な背景ボケを心がけましょう。
撮影される人物との信頼関係を築く
撮影される人物(モデル)と信頼関係を築くことで、自然な表情や仕草を引き出すことができます。
そのためには、対話でのコミュニケーションが不可欠です。撮影前や撮影中に会話を交わし、リラックスした雰囲気を作ることで、撮影される側の緊張をほぐし、自然な表情を引き出せます。また、モデルの個性や魅力を理解し、それを活かすポーズや表情を一緒に探ることも大切です。事前に撮影のイメージや目的を共有し、モデルの意見も取り入れながら撮影を進めましょう。
初めてのポートレート撮影では、友人や家族など親しい人をモデルにすることで、自分自身もリラックスした状態で自然な表情や仕草を引き出しやすくなります。
撮影場所で印象を変える
背景は人物の印象を強調したり、場所の雰囲気を伝えられるだけでなく、ストーリー性なども加えられる要素です。被写体との調和を考え、モデルの個性やファッションに合った場所を選びましょう。
たとえば、季節感のある背景や都会的な街並みを利用することで、被写体の美しさを引き立たせ、スタイリッシュな雰囲気を持たせることができます。その他、自然光の特性を活かして、特に朝夕のブルーアワーやゴールデンアワーを活用すると、エモーショナルで美しい光に包まれた撮影ができます。
背景ボケや画角、色彩のバランスも見ながら、いろいろな場所で撮影してみましょう。
【シーン別】ポートレート撮影のコツ
こからは、様々なシーンに応じた撮影のコツをご紹介します。
屋内
開放的な海や砂浜でのポートレート撮影は、爽やかで透明感のある写真やエモーショナルな雰囲気にぴったりです。
一方、背景はシンプルになりがちなため、構図の工夫がポイントになります。まずは三分割構図をイメージしながら、海と空、あるいは砂浜と被写体を配置すると、バランスの取れた写真を撮りやすくなります。
また、日の出や日の入りのタイミングで撮影すると、被写体のシルエットや印象的な空の色を活かしたドラマチックな写真になるでしょう。
その他、砂浜や海面からの反射光を背景に取り入れると、きらきらと華やかな、美しい仕上がりになります。ローアングルで撮影するのも、奥行きの感じられる写真になりおすすめです。
雨
雨の日は光量が不足しがちなため、シャッタースピードを遅めにしたり、ISO感度や露出補正の調整で明るさを確保しましょう。
雨の日ならではの表現として傘や水滴を利用するのも効果的です。透明なビニール傘を使用すると、柔らかで幻想的な雰囲気を演出でき、画面の中のアクセントにもなります。
また、レンズに付いた水滴を前ボケとして利用したり、雨上がりの濡れた地面に映る反射を利用するのも、面白い表現方法となるでしょう。街灯や夜景と組み合わせると特に印象的な写真になります。
建物や街中
都市部での撮影は、現代的でスタイリッシュなポートレートになります。建物や街並みを背景に使うことで、都会的な雰囲気や被写体の個性、ライフスタイルを表現することができます。
ビル群や街中の撮影では、建物の線や形を活かした構図が効果的。たとえば、高層ビルの縦線を利用して被写体のシルエットを引き立たせたり、街路で奥行きのある構図を作ったりすることができます。また、広角レンズを使用すると、背景の建物や街並みのダイナミックさを強調できます。
日中だけでなく、夜の撮影も魅力的な題材です。ネオンサインや街灯の光を活用することで、カラフルでドラマチックな雰囲気を演出できます。
注意点として、都市部での撮影では、撮影許可が必要な場所もあります。また、人通りの多い場所では、タイミングを見計らって撮影することが大切です。周囲への配慮を怠らず、マナーを守って撮影を楽しみましょう。
ポートレート撮影に適したレンズの選び方
ここでは、ポートレート撮影に適したレンズの特徴と選び方について詳しく見ていきましょう。
開放F値
開放F値の小さいレンズは、光量が不足する屋内や曇天時でも、明るめの写真を撮影しやすくなります。
さらに、美しいボケも開放F値が小さいレンズの魅力です。主題に対して背景が滑らかでごく自然に溶け込み、人物を美しく際立たせることができます。
関連記事:F値(絞り値)とは?設定例やシャッタースピード、ISO感度との関係まで徹底解説
焦点距離
前述の通り、焦点距離によってポートレートの印象が変わります。
たとえば、35mmではモデルの全身を捉えて背景も捉えられ、85mmではモデルの上半身やバストアップと共に適度なボケ感が得られます。さらに、135mmではモデルの顔にクローズアップしてモデルの前後にはボケを入れることが可能です。
1本のレンズで35mmから150mmまでをカバーしていると、様々なバリエーションのポートレートをスムーズに、レンズ交換無しで撮影することができます。
関連製品:レンズ交換せずに準広角から望遠撮影まで楽しめる、35-150mm F2-2.8 (Model A058)
解像性能
表情や肌・髪の毛等の質感までも繊細に捉えられると、被写体の魅力をしっかりと写真に収めることができます。そのためにも、高い解像性能を持ったレンズを使用することがおすすめです。作例やレビューなども確認しながら、イメージに合った像が得られるかをチェックしておきましょう。
近接撮影能力
写体の表情やディテールに迫るクローズアップショットも、ポートレートの醍醐味の一つです。最短撮影距離が短いレンズを選ぶことで、被写体により近づいて撮影することができ、表現の幅が広がります。特に狭い室内での撮影時には、近接撮影能力の高いレンズが大変重宝します。
ただし、クローズアップ撮影では、モデルの瞳に撮影者が映り込むことが多いため、視覚効果として活用する場合を除いては、その点に注意が必要です。
軽さ・コンパクトさ
ポートレート撮影では、モデルとのコミュニケーションを取りながら、様々なポジションやアングルで撮影をすることが求められます。軽量でコンパクトなレンズであれば、身体的な負担も減り、フットワークを活かして撮影しやすいでしょう。
オートフォーカス(AF)のスムーズさと精度
被写体の表情の変化や動きに素早く対応するために、AFがスムーズに合うか、人物を正確に捉えられるかを確認しておきましょう。
特にテンポ良く撮影をすることが求められるポートレート撮影においては、僅かなピントのズレやAFの遅れもストレスに感じる場合があります。AF性能の高いレンズであれば、そうした場面でもスムーズに撮影を続けられます。
タムロンのAF技術を詳しく見る →
手ブレ補正機構
レンズ内手ブレ補正機構があれば、遅めのシャッタースピードでも手ブレを抑えた鮮明な写真を撮ることができます。特に、低光量環境や望遠レンズを使用する際に、手ブレ補正の効果が発揮されます。
タムロンの手ブレ補正技術を詳しく見る →
ポートレートにおすすめのタムロンレンズ
ここではポートレートに適したタムロンのおすすめレンズをご紹介します。初心者の方にも扱いやすく、軽量・コンパクトで描写性能に優れたレンズが揃っています。
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17-50mm F/4 Di III VXD a068(Model )
17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、静止画や動画撮影で使用用途の高い焦点距離をカバーした、超広角域17mmから標準域50mmまでをF4通しでカバーする広角ズームレンズです。ズーム全域で高い描写力を達成しており、画面周辺までクリアに描きます。AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高速・高精度なAFを実現。また、インナーズーム機構の採用により、ズーム時に長さが変化しないため、静止画撮影だけでなく、ジンバルなどに搭載してもバランスがとりやすく、動画撮影にも最適です。さらに、広角端で最短撮影距離0.19m、望遠端で0.3mと近接撮影能力が高く、被写体に思いきり寄れるため、様々な撮影シーンで個性豊かな一枚を撮影することができます。機動力・利便性に長けたこの1本を持ち歩けば、静止画・動画問わず、ダイナミックな風景からスナップ撮影まで、レンズ交換をせずにバリエーション豊かな撮影が可能です。
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20-40mm F/2.8 Di III VXD a062(Model )
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、携帯性を徹底的に追求した、新たな大口径標準ズームレンズです。超広角20mmからはじまり、標準域の40mmまでをカバーしながら、クラス最小・最軽量のサイズ感。ズーム全域で美しい写りも実現しており、静止画撮影だけでなく、Vlogなどの動画撮影にも活躍します。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを採用し、高速・高精度なAFを実現。静止画・動画問わず気軽に持ち出し撮影を楽しむことができる、今までにない新しい大口径標準ズームレンズです。
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 a063(Model )
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は、高い評価を受けた28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)から、第2世代「G2」として、さらなる進化を遂げた大口径標準ズームです。高画質・高解像を実現し、AFの高速化と高精度化を達成しました。広角端での最短撮影距離0.18m、最大撮影倍率1:2.7を実現。新デザインの採用により操作性や質感も向上しました。さらに、独自開発した専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズが可能になりました。
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35-150mm F/2-2.8 Di III VXD a058(Model )
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、広角端で開放 F2を達成し、準広角35mmから望遠150mmまで、ポートレート撮影で使用頻度の高い画角を1本でカバーします。大幅な大口径化と高画質を実現、リニアモーターフォーカス機構VXDにより高速・高精度AFを達成しています。新デザインの採用により、操作性や質感も向上しました。独自開発の専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズも可能になりました。
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50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD a069(Model )
50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A069)は、70-300mm使用時の「広角側が少し物足りない」の声に応え、広角側を50mm始まりに。望遠域300mmまでカバーしながらも非常にコンパクトなサイズを実現しています。また、50-300mm全域で高画質を達成。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)や手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)の搭載により、あらゆる撮影を強力にサポートします。さらに、広角端では最短撮影距離0.22m、最大撮影倍率1:2の高い近接撮影能力で、存分にハーフマクロの世界を楽しめます。気軽に本格的な撮影が楽しめるこの万能ズームレンズが、作品づくりの可能性を広げます。
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70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 a065(Model )
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)は、市場でご好評をいただいている大口径望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」(以下Model A056)からさらなる進化を遂げ、第2世代「G2」モデルとして誕生しました。本機種では、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を新たに搭載。クラス最小・最軽量*の機動力を維持しながら、より安定した撮影が可能です。また、初代Model A056から光学設計を一新し、ズーム全域で妥協のない高画質な写りを実現。広角端の最短撮影距離も初代の0.85mから0.3mへ短縮することに成功しており、非常に短い最短撮影距離による、本レンズならではのユニークな写真表現が楽しめます。 *手ブレ補正機構搭載フルサイズミラーレス用大口径F2.8望遠ズームレンズにおいて。(2023年8月現在。タムロン調べ)