2023.12.25
子どもの写真を可愛く上手に撮るには?一眼カメラ上達のコツをご紹介
子どもの写真を可愛く上手に撮るには?一眼カメラ上達のコツをご紹介
F値は絞り値とも呼ばれ、レンズの絞りをどのくらい絞るかを表す数値です。数値が小さいものほどレンズ内に取り込む光量が多くなり、背景のボケ感が強まります。また、絞りを最大に開けた値のことを「開放F値」といい、そのレンズの中で一番小さなF値であることを意味します。開放F値はレンズによって異なるため、ボケ感を強く出したい場合には開放F値が小さいレンズがおすすめです。
具体的なF値の設定イメージとしては、子どもを主役にして可愛らしい印象を強調するには、F2.8など開放に近いF値で柔らかいボケをつくり、あたたかみを演出するとよいでしょう。また、屋内や日陰など光量が少ない場合も、F値を小さくすることで光量を増やすことができます。
一方、背景も含めてダイナミックに子どもを収めたい場合はF値をやや大きめに設定(F値を絞る)しましょう。子どもが動き回る場合も、F値を大きめにすることでピントを合わせやすくなります。
関連記事:F値(絞り値)とは?設定例やシャッタースピード、ISO感度との関係まで徹底解説
シャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いている時間を表す数値です。1/100秒、1/1000秒などで表され、分母が大きいほど速いシャッタースピードとなります。
子どもはじっと動きを止めてくれないことも多いので、シャッタースピードをある程度速くすることによって確実に一瞬を捉えることができます。ただ、速いシャッタースピードは被写体ブレや手ブレを抑えやすい反面、光量が不足して暗い写真になってしまう場合があります。
焦点距離にもよりますが、一般的に1/100~1/200秒程度より速いシャッタースピードであればブレにくいと言われているため、まずはそこからスタートして、ブレが大きければシャッタースピードを上げていくとよいでしょう。また、新生児や寝顔など、静止している被写体を撮るのであれば1/50秒程度以下のシャッタースピードでも十分な場合が多いでしょう。
デジタル一眼カメラでは、レンズから入ってきた光をイメージセンサーで電気信号に変換して写真を作り出します。この電気信号をどれだけ増幅させるのかを決めるのがISO感度です。
ISO感度が高いほど暗い環境でも露出を明るめに確保できますが、ノイズ(ザラつき)も大きくなるため画質の劣化を招きます。そのため、可能な限り明るい環境で撮影してISO感度を低くできると高画質な写真を撮りやすくなります。
一方、屋内や曇天などの光量が少ない環境で動き回る子どもを撮影する場合など、F値を小さくかつシャッタースピードを速くしなければならない場面もあります。そのようなシーンではISO感度を上げて露出を確保するようにしましょう。
カメラ本体には露出を設定するモードとして、プログラムオート、絞り優先モード、シャッタースピード優先モード、マニュアルモードなどが用意されています。このうち、イメージ通りの写真を撮るには、絞り優先モードやシャッタースピード優先モードを活用するのがおすすめです。
絞り優先モードでは、F値を設定することで適正露出になるようカメラ側でシャッタースピードが自動調整されます。そのため、ボケ感を決めて撮影したい場合などに便利な設定となります。
シャッタースピード優先モードでは、シャッタースピードを設定することでカメラ側が適正露出になるようF値を自動調整します。そのため、動きのある被写体の一瞬を捉えて撮影したい場合に便利な設定となります。
たとえば、じっとしている子どものポートレートを撮りたいときは絞り優先モードを、ブランコなどの動き回る様子やスポーツの写真を撮りたいときはシャッタースピード優先モードを使ってみるとよいでしょう。そして、慣れてきたらマニュアルモードで様々な設定にチャレンジするのがおすすめです。
赤ちゃんや幼児を撮影する際は基本的に姿勢を低く(ローポジション)して、なるべく子どもと同じ目線で撮影してみましょう。立ったまま(ハイポジション)で撮影すると、どうしても子どもの表情を捉えにくかったり、こぢんまりとした写真になってしまいがちです。カメラのポジションを子どもの目線に合わせることで、表情をしっかり捉え、生き生きとした写真を撮ることができます。
関連記事:【初心者の方必見】上手な写真を撮るための構図・アングルの基本を分かりやすく解説!
順光は、表情が明るくクリアに写りやすいというメリットがあります。一方、眩しくて目をつぶってしまう可能性があるため、光が強すぎて眩しそうであれば、木陰なども利用して撮影してみましょう。
逆光は柔らかな光が子どもを包み込むような印象になるため、エモーショナルな雰囲気や愛らしさをプラスしたい場合に適しています。ただ、表情が影になりがちなので、露出補正を0.5〜1程度プラスして顔が写るように調整したり、夕暮れ時など日差しが弱いタイミングで撮影してみましょう。
サイド光は横から光が差し込むため、表情のメリハリや陰影がくっきりしやすいと言われます。そのため、表情から伝わる情感をドラマチックに表現したり、キリッとした表情やカッコいい雰囲気を演出するのに役立つでしょう。
一般的に広角レンズは、焦点距離が約35mm以下のレンズを指します。また、被写界深度(ピントが合う範囲)が深いため、背景のディテールまで写せる点がポイントです。さらに、距離感が強調されるため、遠くのものがより遠く、小さく見える効果が得られます。
そのため、たとえばお出かけ先で広大な自然の中で子どもを撮影するのに適しています。一面の花畑や海辺などを背景に撮影すると、ダイナミックな写真に仕上がります。また、近寄って撮影してもピントを合わせやすいので、子どもに寄った状態で、低い位置からカメラを上に向けて(ローアングル・ハイポジション)撮影するなど、迫力のある表現も可能です。
関連記事:広角レンズとは?特徴と種類や選び方について解説
一般的に望遠レンズは、焦点距離が約80mm以上のレンズを指します。遠くの被写体を大きく写せる点が特徴です。また、被写界深度が浅いためボケが大きく見えるほか、距離感が圧縮されるため遠くのものが近くにあるように見えます(圧縮効果)。
そのため、運動会や発表会など、子どもに近づけないような場面でも、望遠レンズであれば遠くから子どもの表情を大きく写すことができます。また、圧縮効果を利用してボケの大きい背景を作ることで、印象的なポートレートを撮影することも可能です。なお、望遠レンズを使用する際は手ブレが発生しやすいため、手ブレ補正機構や三脚も活用しましょう。
関連記事:望遠レンズとは?使い方やレンズ選びのポイントもご紹介
屋外で子どもを撮影する際は、速いシャッタースピードで撮影してみましょう。また、背景ボケを活かしたポートレートを撮る場合は、F値を小さくして撮影します。
さらに、表現したいニュアンスに合わせて太陽の位置を考慮することも大切です。前述のとおり、はじめは順光で表情をしっかり捉えるように撮影してみるのがおすすめです。慣れてきたら、逆光や半逆光でニュアンスの異なる撮影にチャレンジしてみましょう。
構図を変えることで、写真の印象は大きく変わります。背景に遊具やお花、草木などを含めた構図にすることで、メリハリのある写真が撮れます。
関連記事:【一眼カメラの基礎知識】露出や構図など撮り方のポイントを解説
AF機能はストレスなく、正確にピントが合うかを確認しておきましょう。また動きのある被写体に対しての追従性能や、瞳AFを搭載している一眼カメラの場合は、レンズが瞳AFに対応しているかも確認することが重要です。また、発表会など静かな場所での撮影に使用する場合はAF駆動の静粛性も考慮に入れる必要があるでしょう。
その他、レンズに手ブレ補正機構が備わっているかもチェックしておきたいポイント。子どもとの撮影は動き回りながら撮ることも多いため、特に望遠レンズは手ブレ補正機構が備わっていればより安心して撮影することができます。
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28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD a071(Model )
これまでタムロンが培ってきた高倍率ズームレンズの技術力やノウハウを注ぎ込み、28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)は誕生しました。高倍率ズームとしては世界初となるF2.8スタートの明るさを確保。広角端28mmから望遠端200mmにいたるズーム全域においても高い描写性能を実現します。
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18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD b061(Model )
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はズーム比16.6倍を実現し、AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載。特殊硝材をバランスよく配置したことで、画面の中心から周辺まで高い描写性能を維持し、クラストップレベルの高画質を実現しています。優れた近接撮影能力と手ブレ補正機構VCも搭載。広角から超望遠まで高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
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17-28mm F/2.8 Di III RXD a046(Model )
17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)は抜群の携帯性と高画質を両立させた、ミラーレス専用設計のソニーEマウント用大口径超広角ズームレンズです。クラス最小・最軽量を達成し、コンパクトで持ち運びしやすいため、街中や旅先の建造物から山岳の写真までさまざまな風景を気軽に撮影することができます。特殊硝材LD (Low Dispersion:異常低分散)レンズやXLD (eXtra Low Dispersion)レンズを贅沢に使用し、色収差を大幅に抑制。コンパクトボディながら優れた光学性能を発揮します。さらに広角端17mmでの最短撮影距離は0.19mと、超広角ならではのパースペクティブを活かした近接撮影も可能です。AF駆動には高速・精密なステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載。加えて、簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、アウトドアシーンでも快適な撮影をサポートします。このレンズがフットワークを軽くさせ、あなたを新たな景色へと連れだします。
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17-50mm F/4 Di III VXD a068(Model )
17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、静止画や動画撮影で使用用途の高い焦点距離をカバーした、超広角域17mmから標準域50mmまでをF4通しでカバーする広角ズームレンズです。ズーム全域で高い描写力を達成しており、画面周辺までクリアに描きます。AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高速・高精度なAFを実現。また、インナーズーム機構の採用により、ズーム時に長さが変化しないため、静止画撮影だけでなく、ジンバルなどに搭載してもバランスがとりやすく、動画撮影にも最適です。さらに、広角端で最短撮影距離0.19m、望遠端で0.3mと近接撮影能力が高く、被写体に思いきり寄れるため、様々な撮影シーンで個性豊かな一枚を撮影することができます。機動力・利便性に長けたこの1本を持ち歩けば、静止画・動画問わず、ダイナミックな風景からスナップ撮影まで、レンズ交換をせずにバリエーション豊かな撮影が可能です。
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11-20mm F/2.8 Di III-A RXD b060(Model )
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)は、大口径F2.8でありながら小型軽量と高い描写力を実現。コンパクトなAPS-Cサイズミラーレスカメラボディとのバランスもよく、普段使いとして最適です。広角端11mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:4と驚異的な近接撮影能力を実現し、パースペクティブの効いたデフォルメ効果を活かしたワイドマクロ撮影が可能。また、AF駆動には静粛性に優れたステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載しており、静止画だけでなく動画撮影にも適しています。加えて、屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、超広角大口径F2.8の高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
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20-40mm F/2.8 Di III VXD a062(Model )
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、携帯性を徹底的に追求した、新たな大口径標準ズームレンズです。超広角20mmからはじまり、標準域の40mmまでをカバーしながら、クラス最小・最軽量のサイズ感。ズーム全域で美しい写りも実現しており、静止画撮影だけでなく、Vlogなどの動画撮影にも活躍します。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを採用し、高速・高精度なAFを実現。静止画・動画問わず気軽に持ち出し撮影を楽しむことができる、今までにない新しい大口径標準ズームレンズです。
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 a063(Model )
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は、高い評価を受けた28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)から、第2世代「G2」として、さらなる進化を遂げた大口径標準ズームです。高画質・高解像を実現し、AFの高速化と高精度化を達成しました。広角端での最短撮影距離0.18m、最大撮影倍率1:2.7を実現。新デザインの採用により操作性や質感も向上しました。さらに、独自開発した専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズが可能になりました。
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17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD b070(Model )
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。
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35-150mm F/2-2.8 Di III VXD a058(Model )
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、広角端で開放 F2を達成し、準広角35mmから望遠150mmまで、ポートレート撮影で使用頻度の高い画角を1本でカバーします。大幅な大口径化と高画質を実現、リニアモーターフォーカス機構VXDにより高速・高精度AFを達成しています。新デザインの採用により、操作性や質感も向上しました。独自開発の専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズも可能になりました。
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70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 a065(Model )
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)は、市場でご好評をいただいている大口径望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」(以下Model A056)からさらなる進化を遂げ、第2世代「G2」モデルとして誕生しました。本機種では、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を新たに搭載。クラス最小・最軽量*の機動力を維持しながら、より安定した撮影が可能です。また、初代Model A056から光学設計を一新し、ズーム全域で妥協のない高画質な写りを実現。広角端の最短撮影距離も初代の0.85mから0.3mへ短縮することに成功しており、非常に短い最短撮影距離による、本レンズならではのユニークな写真表現が楽しめます。
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70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD a047(Model )
70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)は望遠撮影をより多くの方に楽しんでいただくために生まれました。幅広い望遠域をカバーしながらも、軽量・コンパクトサイズを実現。特殊硝材の採用により、色収差をはじめとした諸収差を抑制し、高画像と美しいボケ味が楽しめます。また、AF駆動には静粛性に優れた高速・精密なステッピングモーターユニットRXDを搭載。風景やスポーツ、鉄道、飛行機の他、ポートレートやスナップなど、手持ちで軽快に撮影を楽しみたいシーンでもその力を発揮します。