2024.10.31
冬ならではの撮影を楽しもう!雪や冬風景を美しく捉えるコツをご紹介
美しさが際立つ雪の撮影シーン
広大な雪原から繊細な雪の結晶まで、雪はさまざまな形で私たちの目を楽しませてくれます。まずは、冬ならではの雪を被写体とした魅力的な撮影シーンや撮影のコツ、レンズ選びをご紹介します。
雪景色・雪景
広大な雪原や雪に覆われた街並みは、冬ならではの美しい風景です。このような風景を捉えるには、広角レンズがおすすめです。F8からF11程度のF値で撮影すると、手前から奥の風景までシャープに収めることができます。特に晴天時は澄んだ空気の中で、雪の輝きと空の青さが際立ちます。一方、曇天時は白一色でメリハリがつきにくいため、自然や建物の色彩を取り入れると良いでしょう。
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雪と水面
湖や川の水面に映る雪景色や、雪の合間を流れる水流は、絵画のような美しさを見せてくれます。このようなシーンでは、標準レンズや望遠レンズを使ってみましょう。F5からF8程度にやや絞ることで、細部までクリアに捉えることができます。また、PLフィルター※を使用することで、水面の反射を抑えることも可能です。水面と雪景色のコントラストを活かし、冬の静寂を表現してみましょう。
※PLフィルター(偏光フィルター)は、反射光の除去や色のコントラストを強調するために使われるフィルターです。水面やガラスの反射を抑え、空の青さや葉の緑をより鮮やかにします。
雪の結晶
雪の結晶は、自然が生み出した小さな芸術作品のようです。マクロレンズは、その繊細な造形を大きく写すことができるため最適ですが、近接撮影能力に優れた望遠ズームレンズを活用するのもおすすめです。
開放に近いF値だとボケも生じやすいため、F5からF8程度にやや絞りピントを合わせやすくしましょう。オートフォーカス(AF)でピントが合いにくい場合は、マニュアルフォーカスで微調整を行います。また、手ブレを防ぐため、シャッタースピードは1/100秒以上が目安です。
一般には、気温-10℃前後で風のほとんどない日が、結晶の撮影に適していると言われます。
降り積もった雪
街中などで降り積もった雪を撮影する場合は、広角レンズや標準レンズを使用すると良いでしょう。F8からF11程度に絞り、風景全体を捉えるようにします。
見た目より全体が暗く見える場合や、雪の色が灰色や青っぽく見える場合は、+1.0EV程度の露出補正を加えることで、雪の白さを自然に表現できます。逆に、雪面の凹凸や質感を強調したい場合は、あえてマイナス補正でアンダー気味に撮影するのも効果的です。天候や光の状況に応じて調整し、自分が表現したい色合いや質感を追求してみてください。
雪と玉ボケ
玉ボケを利用することで、雪景色に幻想的な雰囲気を加えることができます。玉ボケをつくるには、開放に近いF2.8からF4程度の絞り値で撮影してみましょう。また、望遠レンズを使うと玉ボケを得やすくなります。降雪時にフラッシュを使用することで、手前の雪で光が反射し美しい玉ボケとなります。
スナップ
冬の日常を切り取るスナップ撮影では、目についた景色を撮影するだけでなく、街や暮らしの雰囲気も収めたいものです。標準レンズを使用し、F4からF6程度、シャッタースピードは1/100秒から1/200秒程度を露出の目安としましょう。さらに雪が降っている場合は、フラッシュを使用することで、雪の粒を前ボケとして取り入れることができます。
ポートレート
雪景色をバックにしたポートレートは、被写体の魅力を引き立ててくれます。標準レンズや望遠レンズを使用し、F2.8からF4程度の開放に近いF値で背景ボケを活かしましょう。
また、シルエットを強調したい場合など、逆光での撮影時は、+1.0EV程度の露出補正を加えることで人物の表情を明るく捉えやすくなります。
雪以外にも!冬ならではの被写体
冬には、他の季節では見られない特有の自然現象や風景が多く現れます。ここでは、冬に特徴的な被写体とその撮影方法をご紹介します。
澄み切った青空
冬の青空は、低い湿度と澄んだ大気のおかげで、特に鮮やかで深い青色を見せてくれます。
雪景色と広大な青空を同時に収めるには広角レンズを使用してみましょう。まずは、画面の2/3程度を青空が、残りの1/3程度を建物や自然風景が占めるような構図を意識しつつ、さまざまな角度から撮影します。晴れた日の風景や建物、雪景色と青空のコントラストを強調することで、冬らしい凛とした美しさと透明感のある写真に仕上がるでしょう。
つららや霜
冬の早朝に立ち込める霧は、幻想的な雰囲気を感じさせる被写体です。広角レンズや広角域の焦点距離で、霧に包まれた幽玄な情景を捉えましょう。
水辺で撮影する場合は、風のない早朝の時間帯を狙い、水面に反射する朝霧を収めると、より芸術的な作品になります。また、三脚を用い、シャッタースピードを1/50秒程度など遅めに設定することで、霧の動きを滑らかに表現できます。
夜景やイルミネーション
冬の澄んだ空気の中では、夜景やイルミネーションも一際美しく映えます。これらの被写体を撮影する際は、広角レンズを使用して風景全体を捉えると良いでしょう。F値はF8からF11程度、シャッタースピードは1秒から10秒程度が露出設定の目安となります。長時間露光となるため、三脚も活用しましょう。
積雪や降雪がある場合は、雪とイルミネーションの輝きを同時に捉えることで、より魅力的な冬の夜景写真が撮影できます。
山や草木
冬の山々は雪化粧によって荘厳な印象を与えます。一方、雪の中で力強くたたずむ草木は、厳しい寒さの中でも生命力を感じさせます。
こうした対比を表現するには、望遠レンズを使用して風景を重ね合わせるのが効果的です。望遠レンズの圧縮効果を活かし、手前の草花と後景の山々を層状に配置することで、奥行き感のある構図をつくり出せます。
また、雪中の草木などにクローズアップする場合は、マクロレンズや接写性能の高いレンズも有力な選択肢です。
野生動物
冬の野生動物も、雪景色の中で美しさが際立つ被写体です。ただ、警戒心が強く動きも素早いため、しっかりと準備を整えましょう。望遠レンズや超望遠レンズを使用し、動物との距離を保ちながら撮影することが重要です。
露出設定はF5からF8程度、1/500秒以上のシャッタースピードが一つの目安になります。被写体となる動物の生態をよく理解している場合は、狙ったポイントで三脚を使って待ち構えることもできます。
スキーやウインタースポーツ
スキーやスノーボードなど動きの速い競技を撮影する場合は、望遠レンズを使用し、1/1000秒以上の速いシャッタースピードで臨みます。撮影ポイントをあらかじめ決めておき、選手が画角に入る前から連写することで、ここぞというシーンを逃さず捉えやすくなります。
また、広角レンズを使用して選手と壮大な雪山の風景を同時に収めるなど、競技の迫力だけでない、冬山の雄大さも表現してみましょう。
雪や冬景色を捉える露出設定のコツ
雪や冬景色を美しく撮影するには、適切な露出設定が不可欠です。ここでは、冬の撮影に適した露出設定のコツをご紹介します。
関連記事:【初心者の方必見!】一眼カメラで上手に写真を撮るための基礎知識
撮影モード
風景写真やスナップ、ポートレートの撮影には、絞り優先モードが使いやすいでしょう。このモードでは、F値によって露出が適正になるよう調整されるため、ボケ味をコントロールしたい場合にも適しています。
一方、スキーやスノーボード、動物など動きの速い被写体を撮影する際は、シャッター優先モードを活用しましょう。このモードでは、シャッタースピードに応じて、露出が適正になるよう自動調整されます。
F値
雪景色など広大な風景を撮影する場合は、F8からF11程度の比較的絞った設定が良いでしょう。これにより、風景の細部までピントの合ったシャープな像を得やすくなります。
一方、ポートレートやスナップなど、主題を強調したい場合は、F2.8からF4程度の開放に近い値が適しています。背景をぼかすことで、雪景色の中でも被写体を際立たせることができるでしょう。
また、F値を小さくするとより多くの光をセンサーに取り込めるため、薄暮時や曇天時など光量が不足しがちな状況での撮影にも有効です。
シャッタースピード
晴れた日の風景やポートレート撮影では、1/100秒程度からシャッタースピードを調整すると良いでしょう。
降り注ぐ雪をしっかりと止めて撮影したい場合は、1/500秒以上の速めのシャッターが目安になります。これにより、雪を点として捉えやすくなります。
逆に、雪の軌跡を表現したい場合は、1/50秒程度以下の遅めのシャッタースピードが目安です。ウインタースポーツ撮影では、1/1000秒以上など速いシャッタースピードに設定しましょう。
ISO感度
基本的には、できるだけ低いISO感度を使用することで、クリアな画像を得られます。晴れた日の雪景色など、十分な光量がある環境では、ISO100からISO400程度で問題ないでしょう。
一方、曇天時や室内など光量が不足する場合は、ISO感度を上げる必要があります。ISO1600からISO3200程度まで上げながら、明るさを確認しましょう。
露出補正
雪景色の撮影では、白い雪に覆われた景色を撮影すると、全体的に暗く灰色っぽく見えてしまう場合があります。このような場合、+1.0EV程度の露出補正を加えることで、雪本来の白さを表現しやすくなります。
逆に、雪面の質感や凹凸を強調したい場合は、-1.0EV程度の露出補正を加えてみましょう。実際の写真を見ながら、適宜、露出補正を調整します。
ホワイトバランス
基本的には「太陽光」や「晴天」のプリセットを使用することで、自然な色合いが得られます。もし好みがある場合は、ホワイトバランスを変えてみると良いでしょう。
たとえば、ホワイトバランスを「太陽光」に設定すると、雪景色に青みがかかり、凛とした冷たさや透明感が強調されます。一方、「日陰」や「曇天」に設定すると、黄色みが増し、暖かみのある雰囲気を演出できます。自分が表現したいイメージに合わせて調整してみましょう。
より本格的にコントロールする場合は、RAW形式で撮影し、後から調整します。
冬景色を活かす構図
冬景色の魅力を引き出すには、いくつかの構図を知っておくと役に立ちます。
たとえば、前景に雪を被った木々や岩を配置し、中景に広がる雪原、背景に雪山や空を入れて三分割構図を取ることで、奥行きとバランス感が生まれます。
また、S字カーブを描く川や道路を画面に取り入れ曲線構図をつくることで、視線を自然に奥へと導き、冬景色の広がりを強調できます。
雪面の質感を活かすには、光と影のコントラストも意識しましょう。朝夕の斜光を利用すれば、雪面の細かな凹凸が長い影をつくり、立体感のある表現が可能です。また、直線的な影や造形を対角線上に配置することでも、遠近感やスケール感を表現できます。
関連記事:【初心者の方必見】上手な写真を撮るための構図・アングルの基本を分かりやすく解説!
アングルや寄り引きを工夫する
カメラを構えるアングルや、被写体との距離感を変えながら、美しい画角を探しましょう。たとえば、低いアングルからカメラを上に向けて撮影すると、雪面の広がりや空との対比が強調され、壮大さを表現できます。
一方、高い位置から俯瞰で撮影すると、雪に覆われた風景を見渡すように捉えられ、冬の静寂さや美しさを表現できます。
寄り引きの工夫も重要です。単純に風景を撮影するだけでなく、あえて被写体に寄ることで、これまで気づかなかったディテールの美しさを発見できることがあります。フットワークを積極的に活用しましょう。
フラッシュを使用する
降り注ぐ雪を鮮明に捉えるには、フラッシュが効果的です。フラッシュの光が雪の粒に反射することで、カメラで捉えやすくなり、幻想的な雰囲気を演出できます。
また、夜間や薄暮時の撮影では、近景の雪の質感を浮かび上がらせつつ、遠景の夜景や暗い空とのコントラストをつくり出せます。たとえば、都市部での雪景色撮影などで、エモーショナルな雰囲気を効果的に演出できます。
撮影する時間帯を考慮する
自然光の与える印象は時間帯によって変化します。
たとえば早朝のブルーアワーでは、空が深い青色となり、雪面がその色を反射することで幻想的な雰囲気になります。日中の撮影では、晴天時の澄んだ空気と雪で反射する光によって、コントラストの高い鮮やかな写真が特徴的です。夕暮れ時のゴールデンアワーでは、雪面が暖かな色に染まり、柔らかな雰囲気の写真を撮ることができます。
同じ被写体でも時間帯を変えながら撮影してみると、新たな発見があるでしょう。
さまざまな被写体と撮影してみる
冬の撮影では、単に雪が降り積もった風景だけを主題にすると、平凡な写真になりがちです。そこで、異なる要素を画面の中に取り入れてみましょう
たとえば雪遊びをする子供たちや、雪道を歩く人々の姿は、冬の日常の一コマとして印象的です。ポートレート撮影では、白い雪を背景にすることで、被写体をより引き立たせることがきるでしょう。
建築物や街並みと雪の組み合わせも、美しく魅力的な被写体です。雪に覆われた古い寺社や、近代的なビル群に降り積もる雪は、移りゆく歴史や文化と、季節の対比を感じさせます。
このように、さまざまな被写体を冬景色と組み合わせることで、単なる風景写真を超えた、物語性のある豊かな作品を創造することができます。
冬の撮影の注意点
冬の撮影は美しい風景を捉える絶好の機会ですが、同時に機材や撮影者自身にとっては厳しい環境でもあります。ここでは、トラブルを未然に防ぐために、注意しておきたいポイントをご紹介します。
結露の対策を
結露は冬の撮影における最大の敵の一つです。寒冷な屋外から暖かい室内に機材を持ち込む際、またはその逆の場合に発生しやすく、カメラやレンズにダメージを与える原因になります。
結露を防ぐには、急激な温度変化を避けることが重要です。屋外に出る際は、カメラとレンズをカメラバッグに入れたまま持ち出し、30分から1時間程度かけてゆっくりと外気温に馴染ませましょう。同様に、暖かい室内に戻る際も、カメラバッグに入れたまま徐々に室温に戻します。
撮影中は、レインカバーなどを使用して湿気や雪からカメラを守りましょう。また、レンズヒーターを使用すると、レンズ表面の温度を一定に保つことができ、結露の防止につながります。
バッテリー減りに注意
低温環境下では、カメラのバッテリーの消耗が通常よりも早くなります。可能であれば、予備のバッテリーを2個以上用意しておくと良いでしょう。
使用していないバッテリーは、体温で温められる内ポケットなど、暖かい場所に保管しておくのが良いでしょう。カイロを使ってバッテリーを保温する方法も効果的です。また、撮影の合間にはこまめにカメラの電源を切ることで、バッテリーの消耗を抑えることができます。
防寒を万全に
撮影者自身の防寒対策も忘れずに。まず、防風・防水機能のあるアウターウェアを選びましょう。手袋は撮影に支障が出ないよう、操作性の高いものを選ぶか、指先が出せるタイプのものがおすすめです。
足元の防寒も重要です。防水性と保温性の高い靴を選び、厚手の靴下やカイロを使用することで、長時間の撮影でも快適に過ごせます。
冬の撮影に役立つアクセサリー
アクセサリーを活用することで、撮影の幅を広げることができます。
まずは三脚です。夜景や動物、朝霧などの撮影では、低速シャッターを使用する機会が多くなります。三脚を使用することで、手ブレを防ぎ、シャープな画像を得ることができます。
降雪時の撮影には、レインカバーが重要です。カメラとレンズを雪や水滴から守り、結露の防止にも役立ちます。さらに、レンズヒーターを使用すると、レンズ前面の結露防止に有効です。
フィルター類もチェックしておきましょう。PL(偏光)フィルターは、雪面や水面の反射を調整し、より深みのある色彩表現が可能になります。また、ND(減光)フィルターは、日差しの強い日中の撮影などで、露出の調整に役立ちます。
雪や冬の撮影に適したレンズの選び方
イメージ通りの作品づくりには、レンズ選びも重要なポイントです。雪景色や冬の自然を美しく捉えるため、以下の点を考慮してレンズを検討しましょう。
焦点距離
広角レンズ(焦点距離約35mm以下)は、広大な雪景色や雪山、街並みの全景を捉えるのが得意です。空の広がりと雪のコントラストを強調しつつ、近景から遠景まで広い範囲にピントを合わせることができます。
一方、標準レンズ(焦点距離約35mmから80mm)は、ポートレートやスナップに適しています。自然な画角で、冬の日常風景を臨場感豊かに切り取ることができます。
望遠レンズ(焦点距離約80mm以上)は、遠くの被写体にクローズアップし風景の一部を切り取ることが出来るので、野生動物の撮影に威力を発揮します。また、圧縮効果を利用した、迫力ある写真も魅力的です。
まずは、広角域から標準域までをカバーするズームレンズを持っておくと、風景からスナップまで幅広く活躍してくれるでしょう。合わせて、望遠ズームレンズを1本持っておけば、たいていのシーンに対応できます。
開放F値
冬の撮影では、光量が不足しがちな状況も多いため、F2.8以下など、開放F値の小さいレンズが重宝します。
開放F値の小さいレンズは、薄暮時や曇天時でも明るめの写真を撮りやすく、速いシャッタースピードやF値を大きくした場合にも高画質な像が得られます。
また、小さな開放F値は、背景のボケを強調するのにも有効です。たとえば、雪景色をバックにしたポートレートや、雪の結晶のマクロ撮影など、被写体を背景ボケの中で印象的に捉えられます。
重さとコンパクトさ
軽量でコンパクトなレンズは、長時間の撮影や移動の多い撮影に便利です。防寒対策などで、荷物や服装がかさばることも多いため、取り回しの良いレンズは快適な撮影に直結します。
実際に手に持って、重さやフィット感を確認しておきましょう。
近接撮影能力
冬は雪の結晶や霜の造形など、小さく微細な被写体も魅力的です。そのため、近接撮影能力の高いレンズは非常に有用です。
最短撮影距離が短く、高い倍率で被写体に寄れるレンズを選ぶことで、レンズ交換の手間なくマクロ撮影に近い表現が可能になります。
オートフォーカス(AF)性能
冬の撮影環境は、雪や霧、薄暮など、コントラストの低い状況が少なくありません。素早く正確にピントが合うかを確認しておきましょう。
また、AFの追従性能も重要です。ウインタースポーツなど、高速で移動する被写体を追いかける場合、AFの追従性能が高いレンズを選ぶことで、ピントの合った迫力ある写真を撮影できます。
タムロンのAF技術を詳しく見る >
手ブレ補正機構
冬の撮影では、厚手の手袋をしていたり、寒さで体が震えたりと、手ブレが起こりやすい状況にあります。そのため、手ブレ補正機構の有無を確認しておきましょう。手ブレ補正は効き量が調整できると、表現の幅が広がるためおすすめです。
タムロンの手ブレ補正技術を詳しく見る >
防滴機構
防滴機構を備えたレンズを使用することで、悪天候下でも安心して撮影に集中できます。レンズカバーなどを装着するとはいえ、降雪時に撮影することも少なくないため、レンズ自体の防滴性能は確認しておきましょう。
冬の撮影におすすめのタムロンレンズ
タムロンのレンズは、高い解像力と軽量・コンパクトさが魅力で、冬場の撮影にはぴったりです。超広角レンズから超望遠レンズまで、幅広いレンズがありますので、撮りたいシーンに合わせてレンズをお選びください。
広角ズームレンズ
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17-28mm F/2.8 Di III RXD a046(Model )
17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)は抜群の携帯性と高画質を両立させた、ミラーレス専用設計のソニーEマウント用大口径超広角ズームレンズです。クラス最小・最軽量を達成し、コンパクトで持ち運びしやすいため、街中や旅先の建造物から山岳の写真までさまざまな風景を気軽に撮影することができます。特殊硝材LD (Low Dispersion:異常低分散)レンズやXLD (eXtra Low Dispersion)レンズを贅沢に使用し、色収差を大幅に抑制。コンパクトボディながら優れた光学性能を発揮します。さらに広角端17mmでの最短撮影距離は0.19mと、超広角ならではのパースペクティブを活かした近接撮影も可能です。AF駆動には高速・精密なステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載。加えて、簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、アウトドアシーンでも快適な撮影をサポートします。このレンズがフットワークを軽くさせ、あなたを新たな景色へと連れだします。
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17-50mm F/4 Di III VXD a068(Model )
17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、静止画や動画撮影で使用用途の高い焦点距離をカバーした、超広角域17mmから標準域50mmまでをF4通しでカバーする広角ズームレンズです。ズーム全域で高い描写力を達成しており、画面周辺までクリアに描きます。AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高速・高精度なAFを実現。また、インナーズーム機構の採用により、ズーム時に長さが変化しないため、静止画撮影だけでなく、ジンバルなどに搭載してもバランスがとりやすく、動画撮影にも最適です。さらに、広角端で最短撮影距離0.19m、望遠端で0.3mと近接撮影能力が高く、被写体に思いきり寄れるため、様々な撮影シーンで個性豊かな一枚を撮影することができます。機動力・利便性に長けたこの1本を持ち歩けば、静止画・動画問わず、ダイナミックな風景からスナップ撮影まで、レンズ交換をせずにバリエーション豊かな撮影が可能です。
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11-20mm F/2.8 Di III-A RXD b060(Model )
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)は、大口径F2.8でありながら小型軽量と高い描写力を実現。コンパクトなAPS-Cサイズミラーレスカメラボディとのバランスもよく、普段使いとして最適です。広角端11mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:4と驚異的な近接撮影能力を実現し、パースペクティブの効いたデフォルメ効果を活かしたワイドマクロ撮影が可能。また、AF駆動には静粛性に優れたステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載しており、静止画だけでなく動画撮影にも適しています。加えて、屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、超広角大口径F2.8の高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
標準ズームレンズ
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20-40mm F/2.8 Di III VXD a062(Model )
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、携帯性を徹底的に追求した、新たな大口径標準ズームレンズです。超広角20mmからはじまり、標準域の40mmまでをカバーしながら、クラス最小・最軽量のサイズ感。ズーム全域で美しい写りも実現しており、静止画撮影だけでなく、Vlogなどの動画撮影にも活躍します。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを採用し、高速・高精度なAFを実現。静止画・動画問わず気軽に持ち出し撮影を楽しむことができる、今までにない新しい大口径標準ズームレンズです。
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 a063(Model )
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は、高い評価を受けた28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)から、第2世代「G2」として、さらなる進化を遂げた大口径標準ズームです。高画質・高解像を実現し、AFの高速化と高精度化を達成しました。広角端での最短撮影距離0.18m、最大撮影倍率1:2.7を実現。新デザインの採用により操作性や質感も向上しました。さらに、独自開発した専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズが可能になりました。
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17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD b070(Model )
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。
望遠ズームレンズ
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35-150mm F/2-2.8 Di III VXD a058(Model )
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、広角端で開放 F2を達成し、準広角35mmから望遠150mmまで、ポートレート撮影で使用頻度の高い画角を1本でカバーします。大幅な大口径化と高画質を実現、リニアモーターフォーカス機構VXDにより高速・高精度AFを達成しています。新デザインの採用により、操作性や質感も向上しました。独自開発の専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズも可能になりました。
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50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD a069(Model )
50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A069)は、70-300mm使用時の「広角側が少し物足りない」の声に応え、広角側を50mm始まりに。望遠域300mmまでカバーしながらも非常にコンパクトなサイズを実現しています。また、50-300mm全域で高画質を達成。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)や手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)の搭載により、あらゆる撮影を強力にサポートします。さらに、広角端では最短撮影距離0.22m、最大撮影倍率1:2の高い近接撮影能力で、存分にハーフマクロの世界を楽しめます。気軽に本格的な撮影が楽しめるこの万能ズームレンズが、作品づくりの可能性を広げます。
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70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 a065(Model )
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)は、市場でご好評をいただいている大口径望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」(以下Model A056)からさらなる進化を遂げ、第2世代「G2」モデルとして誕生しました。本機種では、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を新たに搭載。クラス最小・最軽量*の機動力を維持しながら、より安定した撮影が可能です。また、初代Model A056から光学設計を一新し、ズーム全域で妥協のない高画質な写りを実現。広角端の最短撮影距離も初代の0.85mから0.3mへ短縮することに成功しており、非常に短い最短撮影距離による、本レンズならではのユニークな写真表現が楽しめます。 *手ブレ補正機構搭載フルサイズミラーレス用大口径F2.8望遠ズームレンズにおいて。(2023年8月現在。タムロン調べ)
高倍率ズームレンズ
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28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD a071(Model )
これまでタムロンが培ってきた高倍率ズームレンズの技術力やノウハウを注ぎ込み、28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)は誕生しました。高倍率ズームとしては世界初となるF2.8スタートの明るさを確保。広角端28mmから望遠端200mmにいたるズーム全域においても高い描写性能を実現します。
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28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD a074(Model )
タムロン28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD (Model A074)は、ズーム倍率10.7倍でコンパクト、汎用性に優れたソニー Eマウント用高倍率ズームレンズです。フルサイズミラーレス一眼カメラ用高倍率ズームレンズとして、クラストップレベルの高画質を誇り、高速・高精度AFのVXDと、手ブレ補正機構VCを搭載。レンズ交換不要であらゆる「撮りたい」に対応できる、行動派レンズです。
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18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD b061(Model )
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はズーム比16.6倍を実現し、AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載。特殊硝材をバランスよく配置したことで、画面の中心から周辺まで高い描写性能を維持し、クラストップレベルの高画質を実現しています。優れた近接撮影能力と手ブレ補正機構VCも搭載。広角から超望遠まで高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。