2024.12.27
【イルミネーションの撮り方】美しく撮影するコツやレンズの選び方をご紹介
【イルミネーションの撮り方】美しく撮影するコツやレンズの選び方をご紹介
都市夜景とイルミネーションを組み合わせると、美しい光で彩られた華やかな写真に仕上がります。F8からF11程度のF値を目安にすると、光をシャープに捉えられるでしょう。イルミネーションと夜景の光の強さの違いを考慮し、マニュアルモードでISO100からISO400程度を目安に撮影します。イルミネーションが暗く見える場合は、プラス側に露出補正を加えると良いでしょう。三脚が使用できる場所であれば、シャッタースピード15秒から30秒程度の長時間露光にチャレンジしてみるのも、表現の幅が広がりおすすめです。
風景の中のイルミネーション
樹木や河川、運河との組み合わせなど、自然の景観を彩るイルミネーションも魅力的です。広角レンズを使用し、F8からF11程度、ISO100からISO400程度を目安に調整を加えると良いでしょう。
季節感を意識した被写体も美しく印象的です。紅葉や雪景色などとイルミネーションを組み合わせてみましょう。シャッタースピードは1秒や1/100秒程度から始めてみて、写真を見ながら調整します。
ポートレート
人物とイルミネーションを重ね合わせたポートレート撮影では、F値を開放に近づけ、背景ボケを作ることがポイントです。ISO感度はISO400からISO1600程度、シャッタースピードは1/50秒から1/200秒程度を目安にすると良いでしょう。また、後述するような逆光や玉ボケを活用すると、より印象的な写真になります。ただし、特に逆光などでは表情が暗くなりやすいため、露出補正をプラス側に補正すると良いでしょう。
広角レンズや標準レンズを使用する
イルミネーションの撮影には、まず広角レンズ、あるいは標準レンズを試してみると良いでしょう。
広角レンズ(焦点距離約35mm以下)は、空間の広がりや風景全体を1枚の写真に収めるのに最適です。撮影スペースが限られがちなイルミネーションでも、近距離から全体を捉えることができます。また、遠近感(パースペクティブ)が強調されるため、カメラを構える角度や高さを工夫することで、ダイナミックな表現が可能になります。たとえば、低いポジションからローアングルで撮影することで、イルミネーションの壮大さを強調できます。
一方、標準レンズ(焦点距離約50mm前後)は、人間の有効視野に近い画角のため、見たままの自然な印象を写真に収めることができます。特にポートレートや、イルミネーションのスナップ撮影に相性の良いレンズといえるでしょう。
関連記事:広角レンズとは?特徴と種類、選び方について解説
露出設定の目安
肉眼で見たイルミネーションの美しさをしっかりと写真に収めるには、風景を鮮明な画像として捉えることが重要です。ここでは、露出設定のポイントを解説していきます。
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アングルや構図で美しさを引き立たせる
印象的な写真には、アングルや構図の工夫も必要です。たとえば、低いポジションから見上げるように撮影すると、イルミネーションが目の前いっぱいに広がるような印象になります。平板な印象になる場合は、あえて大きく寄ったり離れてみたりするのも重要です。
また、主題となるイルミネーションに、前ボケや背景ボケを重ねることで、奥行きのある立体的な写真になります。水たまりや窓ガラスなどがあれば、それらに反射するイルミネーションを取り込むと、ユニークな写真を撮影することが出来ます。
全体的にバランスの取れた構図にする場合は、三分割構図なども意識してみると良いでしょう。
関連記事:【初心者の方必見】上手な写真を撮るための構図・アングルの基本を分かりやすく解説!
玉ボケはイルミネーションの光をやわらかく、あたたかみのある印象に変えてくれます。玉ボケをつくるには、開放に近いF値を使用し、主題と背景のイルミネーションとの間に距離を取ります。ピントは手前の主題にしっかりと合わせ、フォーカスします。こうすると、背景のイルミネーションが丸くボケ、幻想的な雰囲気が生まれます。もし、玉ボケが明るすぎる場合は露出補正を加えるなどして調整しましょう。
フィルターを活用して光の印象を変える
フィルターを使用すると、イルミネーションの雰囲気が大きく変わります。
クロスフィルターは、強い点光源から放射状に光のラインを引き出し、輝きを際立たせるレンズフィルターです。イルミネーションの撮影時に使用すると、光が十字にきらめき、写真全体に華やかで印象的な雰囲気を演出します。
また、ソフトフィルターは光の輪郭をぼやけさせ、全体的に丸みを帯びたやわらかな雰囲気に変わります。その他、カラーフィルターを使用することで、色調を変えることも可能です。たとえば、暖色系のフィルターを使うと、温かみのある印象的な写真に仕上がります。
このようにフィルターを活用することで、さまざまな光の表現を試してみると良いでしょう。
長時間露光でイルミネーションを際立たせる
イルミネーションだけでなく、周囲の被写体の捉え方を変えることで、主題としてのイルミネーションをさらに引き立たせることができます。
たとえば、長時間露光で車のライトを光の軌跡として表現したり、通行人をあえてブレた像として捉えたりすることで、それらの対比としてイルミネーションの美しさを強調できるでしょう。
長時間露光の場合は、手ブレを防ぐために三脚の使用が必須です。シャッタースピードを15秒から30秒程度、ISO感度をISO100からISO400程度を目安に撮影してみましょう。可能であれば、リモートシャッターなどを使用すると、さらに手ブレを抑え、美しい写真に仕上がります。
多重露出の活用で芸術的な作品に
開放F値
イルミネーション撮影では、暗い環境下でも明るめの写真を撮影できるレンズが最適です。F1.4やF2からF4程度の、なるべく開放F値が小さいレンズがおすすめです。これらのレンズは夜間でも光量を確保しやすくなり、美しいボケ味を演出できます。
関連記事:F値(絞り値)とは?設定例やシャッタースピード、ISO感度との関係まで徹底解説
オートフォーカス(AF)性能
イルミネーション撮影では、暗所でのAF性能が重要になります。レンズを選ぶ際は、暗所でも素早く正確にピントが合うか、また動く被写体の追従性能も確認しておくと良いでしょう。一方、被写体や環境によってはマニュアルフォーカスが必要になるシーンも出てきます。フォーカスリングや各種スイッチなど、操作感や配置の使いやすさも確認しておくと良いでしょう。
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手ブレ補正機構
手ブレ補正機構がついたレンズであれば、手持ち撮影での手ブレを抑えやすくなります。手ブレ補正の効き量に加えて、効き量の調整ができるかどうかも確認しておきましょう。そうすることで、あえて手ブレを活かした写真など、創造性を活かした撮影にチャレンジしやすくなります。
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広角ズームレンズ
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17-28mm F/2.8 Di III RXD a046(Model )
17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)は抜群の携帯性と高画質を両立させた、ミラーレス専用設計のソニーEマウント用大口径超広角ズームレンズです。クラス最小・最軽量を達成し、コンパクトで持ち運びしやすいため、街中や旅先の建造物から山岳の写真までさまざまな風景を気軽に撮影することができます。特殊硝材LD (Low Dispersion:異常低分散)レンズやXLD (eXtra Low Dispersion)レンズを贅沢に使用し、色収差を大幅に抑制。コンパクトボディながら優れた光学性能を発揮します。さらに広角端17mmでの最短撮影距離は0.19mと、超広角ならではのパースペクティブを活かした近接撮影も可能です。AF駆動には高速・精密なステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載。加えて、簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、アウトドアシーンでも快適な撮影をサポートします。このレンズがフットワークを軽くさせ、あなたを新たな景色へと連れだします。
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17-50mm F/4 Di III VXD a068(Model )
17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、静止画や動画撮影で使用用途の高い焦点距離をカバーした、超広角域17mmから標準域50mmまでをF4通しでカバーする広角ズームレンズです。ズーム全域で高い描写力を達成しており、画面周辺までクリアに描きます。AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高速・高精度なAFを実現。また、インナーズーム機構の採用により、ズーム時に長さが変化しないため、静止画撮影だけでなく、ジンバルなどに搭載してもバランスがとりやすく、動画撮影にも最適です。さらに、広角端で最短撮影距離0.19m、望遠端で0.3mと近接撮影能力が高く、被写体に思いきり寄れるため、様々な撮影シーンで個性豊かな一枚を撮影することができます。機動力・利便性に長けたこの1本を持ち歩けば、静止画・動画問わず、ダイナミックな風景からスナップ撮影まで、レンズ交換をせずにバリエーション豊かな撮影が可能です。
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11-20mm F/2.8 Di III-A RXD b060(Model )
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)は、大口径F2.8でありながら小型軽量と高い描写力を実現。コンパクトなAPS-Cサイズミラーレスカメラボディとのバランスもよく、普段使いとして最適です。広角端11mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:4と驚異的な近接撮影能力を実現し、パースペクティブの効いたデフォルメ効果を活かしたワイドマクロ撮影が可能。また、AF駆動には静粛性に優れたステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載しており、静止画だけでなく動画撮影にも適しています。加えて、屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、超広角大口径F2.8の高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
標準ズームレンズ
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20-40mm F/2.8 Di III VXD a062(Model )
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、携帯性を徹底的に追求した、新たな大口径標準ズームレンズです。超広角20mmからはじまり、標準域の40mmまでをカバーしながら、クラス最小・最軽量のサイズ感。ズーム全域で美しい写りも実現しており、静止画撮影だけでなく、Vlogなどの動画撮影にも活躍します。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを採用し、高速・高精度なAFを実現。静止画・動画問わず気軽に持ち出し撮影を楽しむことができる、今までにない新しい大口径標準ズームレンズです。
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 a063(Model )
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は、高い評価を受けた28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)から、第2世代「G2」として、さらなる進化を遂げた大口径標準ズームです。高画質・高解像を実現し、AFの高速化と高精度化を達成しました。広角端での最短撮影距離0.18m、最大撮影倍率1:2.7を実現。新デザインの採用により操作性や質感も向上しました。さらに、独自開発した専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズが可能になりました。
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17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD b070(Model )
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。
望遠ズームレンズ
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35-150mm F/2-2.8 Di III VXD a058(Model )
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、広角端で開放 F2を達成し、準広角35mmから望遠150mmまで、ポートレート撮影で使用頻度の高い画角を1本でカバーします。大幅な大口径化と高画質を実現、リニアモーターフォーカス機構VXDにより高速・高精度AFを達成しています。新デザインの採用により、操作性や質感も向上しました。独自開発の専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズも可能になりました。
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50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD a069(Model )
50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A069)は、70-300mm使用時の「広角側が少し物足りない」の声に応え、広角側を50mm始まりに。望遠域300mmまでカバーしながらも非常にコンパクトなサイズを実現しています。また、50-300mm全域で高画質を達成。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)や手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)の搭載により、あらゆる撮影を強力にサポートします。さらに、広角端では最短撮影距離0.22m、最大撮影倍率1:2の高い近接撮影能力で、存分にハーフマクロの世界を楽しめます。気軽に本格的な撮影が楽しめるこの万能ズームレンズが、作品づくりの可能性を広げます。
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70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 a065(Model )
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)は、市場でご好評をいただいている大口径望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」(以下Model A056)からさらなる進化を遂げ、第2世代「G2」モデルとして誕生しました。本機種では、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を新たに搭載。クラス最小・最軽量*の機動力を維持しながら、より安定した撮影が可能です。また、初代Model A056から光学設計を一新し、ズーム全域で妥協のない高画質な写りを実現。広角端の最短撮影距離も初代の0.85mから0.3mへ短縮することに成功しており、非常に短い最短撮影距離による、本レンズならではのユニークな写真表現が楽しめます。 *手ブレ補正機構搭載フルサイズミラーレス用大口径F2.8望遠ズームレンズにおいて。(2023年8月現在。タムロン調べ)
高倍率ズームレンズ
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28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD a071(Model )
これまでタムロンが培ってきた高倍率ズームレンズの技術力やノウハウを注ぎ込み、28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)は誕生しました。高倍率ズームとしては世界初となるF2.8スタートの明るさを確保。広角端28mmから望遠端200mmにいたるズーム全域においても高い描写性能を実現します。
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28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD a074(Model )
タムロン28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD (Model A074)は、ズーム倍率10.7倍でコンパクト、汎用性に優れたソニー Eマウント用高倍率ズームレンズです。フルサイズミラーレス一眼カメラ用高倍率ズームレンズとして、クラストップレベルの高画質を誇り、高速・高精度AFのVXDと、手ブレ補正機構VCを搭載。レンズ交換不要であらゆる「撮りたい」に対応できる、行動派レンズです。
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18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD b061(Model )
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はズーム比16.6倍を実現し、AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載。特殊硝材をバランスよく配置したことで、画面の中心から周辺まで高い描写性能を維持し、クラストップレベルの高画質を実現しています。優れた近接撮影能力と手ブレ補正機構VCも搭載。広角から超望遠まで高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
単焦点レンズ
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90mm F/2.8 Di III MACRO VXD f072(Model )
90mm F/2.8 Di III MACRO VXD (Model F072)は、長年「タムキュー」の愛称で親しまれてきたタムロン90mmマクロレンズのミラーレス版です。高い解像力と光学性能を誇り、タムロン初の12枚羽根の円形絞りが、美しい玉ボケと光芒表現を実現します。軽量・コンパクトなデザインで気軽に持ち運べ、新型の窓付きフードでフィルター操作も容易です。さらに、TAMRON Lens Utility™に対応し、高速・高精度AFを搭載したこのレンズは、写真と動画撮影の可能性をさらに広げます。伝統の描写力と最新技術を融合させた、新たな「タムキュー」の歴史を切り拓く一本です。