2024.12.23
【撮影の基本】ピントが合わない理由や調整方法を解説
【撮影の基本】ピントが合わない理由や調整方法を解説
「ピントが合う」とは?
写真撮影において「ピントが合う」とは、撮影者が狙った被写体に対して、輪郭やその細部が鮮明に描写されている状態と定義できるでしょう。理論的には完全にピントの合う範囲は1つの平面となりますが、実際にはその前後にもピントが合って見える範囲が存在します。この範囲が「被写界深度」と呼ばれます。
そして、被写界深度に関わる要素が、F値(絞り値)や焦点距離、撮影距離です。たとえば、絞りを絞れば被写界深度が深くなるため、遠くのものまでピントが合って見えます。また、望遠レンズで被写体に近づくと、被写界深度が浅くなるため、ピントが合って見える部分が狭まり、ボケが大きくなります。
ただし、必ずしもピントを合わせることが「正解」というわけではありません。あえてピントを外すことで、独特の雰囲気や印象をつくることも可能です。たとえば、ポートレート撮影で背景を大きくぼかしたり、動きのある被写体で意図的にモーションブラー*を作り出したりする表現です。
*モーションブラーとは、被写体が動いている際に、シャッタースピードを遅くすることで動きの軌跡が写真に残る現象を指します。
ピントが合わない、ぼやけて見える
一眼カメラで撮影していると、ピントがイメージ通りに合わないことも少なくありません。ピントが合わない原因は、カメラの設定や撮影技術、被写体に起因するものなど、さまざまな要因が考えられます。以下では、一般的なピントが合わない原因をご紹介します。
主題の前後にピントがズレている
まず初めは、主題となる被写体の前後にピントがズレてしまう現象です。多くの場合、オートフォーカス(AF)で焦点を合わせるポイントが、撮影者の意図した部分を正確に捉えていないことが原因となるでしょう。
また、使用しているレンズの条件により被写界深度が浅すぎる場合も、ピントが合いにくい要因となります。特に開放に近いF値で撮影する場合や望遠レンズを使用する際には、ピントが合って見える範囲が狭くなるため、わずかなピントのズレが目立ちやすくなります。
画面の中に複数の被写体がある場合は、主題としたいメイン被写体をしっかりと決めることが重要です。このようにすることで、写真が平面的な印象になることや、本来捉えたい被写体からピントがズレてしまうことを防げます。
手ブレの発生や動体のピンボケが発生している
手ブレやピンボケの原因として典型的なものが、シャッタースピードの設定です。シャッタースピードが遅くなるとブレが目立ちやすくなるため、露出とのバランスを見ながら設定することがポイントとなります。
目安として、「1/焦点距離」より速いシャッタースピードがブレの少ない撮影ができると言われます。たとえば200mmの望遠レンズでは、1/200秒以上のシャッタースピードです。これはあくまで目安ですが、ブレが発生している場合は、速めのシャッタースピードで撮影してみましょう。
加えて、カメラの構え方も重要なポイントです。カメラを両手でしっかりと支え、脇を締め、安定した姿勢を保つことが基本です。必要に応じて、壁や柱に寄りかかるなど、身体を固定するようにしましょう。
また、動く被写体を撮影する場合は、AFモードをコンティニュアスAFにすることで、しっかりとピントを追従できます。スポーツや野生動物の撮影など、被写体が動き続けるシーンでは、この機能を活用しましょう。
AFが有効になっていない
意外と見落としがちなのが、AFが有効になっているかの確認です。多くのカメラやレンズには、AF/MF(マニュアルフォーカス)の切り替えスイッチが搭載されていますが、カメラ本体がAFモードだったとしても、レンズがMFモードになっているとAFが機能しません。撮影前には、カメラとレンズの両方でAFが有効になっているか確認しましょう。
また、バッテリー残量が不足していてカメラが正しく動作していないケースもるため、予め確認して予備バッテリーを準備しておくことも大切です。
被写体との距離が近すぎる
レンズには最短撮影距離があります。主題となる被写体が最短撮影距離より近い距離にある場合は、ピントを合わせることができません。接写で撮影したい場合は、最短撮影距離が短いレンズやマクロレンズの使用を検討しましょう。
最短撮影距離の確認以外にも、撮影したいシーンや場所によって気を付けるポイントがあります。極端な例ですが、狭い室内で望遠レンズを使用すると、適切な撮影距離を確保できず、構図が制限されてしまいます。撮影環境や撮りたい被写体に合わせて、適切な焦点距離や最短撮影距離を持ったレンズを選びましょう。
AFが合いにくい被写体
AFは写真撮影に欠かせない機能ですが、得意ではないシーンや被写体があることも知っておきましょう。
一般的なAFシステムは、被写体のコントラストを検知してピントを合わせます。そのため、真っ白な壁や青空のような単調な被写体では、AFが正確に機能しにくいことがあります。このような場合は、コントラストのある部分にAFポイントを合わせてフォーカスロックを活用するか、MFに切り替えるのがおすすめです。
また、極端な暗所や逆光時にもAFが合いにくくなる場合があります。このような場合でも、補助光源を使用したり、アングルを変えたり、マニュアルフォーカスを利用するなどして対処しましょう。
上手にピントを合わせる方法
ここからは、ピントを合わせるための基本的な知識と、具体的なコツをご紹介します。
AFモードを使い分ける
カメラのAFモードを撮影シーンに応じて適切に使い分けましょう。代表的なAFモードには、以下のようなものがあります。
シングルAF
静止している被写体の撮影に最適です。ピントが合うと同時にピントが固定されるため、風景写真や静物写真で重宝します。また、精密なピント合わせが必要なマクロ撮影でも活躍します。
コンティニュアスAF
被写体の動きを予測しながらピントを追従させるモードです。スポーツ撮影や野鳥撮影など、動きの速い被写体の撮影には欠かせません。
オートエリアAF
カメラが自動的に被写体を認識してピントを合わせるモードです。スナップ撮影など、とっさの対応が必要な場面で重宝します。ただし、意図した部分にピントが合わない場合もあるため、重要な撮影では他のモードの使用も検討しましょう。
AFエリアを適切に選ぶ
AFエリアはオートフォーカス時にピントを合わせる範囲を表します。AFエリアにもいくつかの種類があり、撮影シーンに応じて適切に使い分けることが重要です。以下に、代表的なAFエリアを挙げます。
スポットAF
1点にピントを合わせる設定です。人物の目や花の雄しべ・雌しべなど、ピンポイントで正確なピント合わせが必要な場合に使用することが多いです。望遠レンズを使用した野鳥撮影など、背景から被写体を際立たせたい場合にも適しています。
ワイドAF
画面全体から被写体を自動検出し、ピントを合わせます。風景やスナップなど、素早い対応が求められるシーンで活躍します。さらに、子どもやペットなど、動きが予測しにくい被写体にも適しています。
ゾーンAF
スポットAFとワイドAFの中間的な設定といえます。指定したエリア内で被写体を自動的に検出し、追従します。スポーツ撮影など、ある程度動きが予測できる範囲内での被写体に適しています。
顔認識/瞳AF
人物の顔や目を自動的に検出し、正確にピントを合わせ続ける機能です。ポートレート撮影に特に有効で、動きの多い子どもの撮影でも重宝します。
フォーカスロックを活用する
フォーカスロックは、狙い定めた構図で撮影するために重要な機能です。一般的には、シャッターを半押しでピントを合わせ、そのままボタンを押し続けることでピントを固定できます。これにより、主題を画面の中心から外れた場所に配置しても、ピントが合った状態で撮影できます。
たとえば、ポートレート撮影で人物を画面端に配置したい場合、まず中央のAFポイントで目にピントを合わせ、シャッターボタンを半押しでロック。その後、構図を変えて撮影します。
フォーカスロックの注意点として、特に絞り開放やマクロ撮影ではコサイン誤差で若干のピントずれが発生しないように配慮が必要になります。
ライブビューでピントを確認する
ライブビュー機能を活用することで、液晶画面で被写体を確認しながら、拡大表示機能を使って細部までピントを確認できます。特にマクロ撮影や風景撮影など、精密なピント合わせが必要なシーンで重宝します。
マニュアルフォーカス(MF)のコツ
AFがうまく合わないシーンや、よりクリエイティブなボケの表現を目指す場合などは、マニュアルフォーカス(MF)を使いこなすことも大切です。
MFでは、フォーカスリングの操作感を把握することが重要です。回転方向と速度を意識しながら、スムーズな操作を心がけましょう。また、多くのミラーレス一眼にはMFに設定した場合、フォーカスリングを回すと自動的に拡大表示される機能が有るのでぜひ活用しましょう。
ピント合わせの際は、「ピントが合うピーク」を探すようなイメージで、フォーカスリングを前後に動かします。まず、ピントが一番合って見える位置を見つけます。続いて、その前後でわずかにピントが外れる点を見つけ、その中間点に対してピントを合わせましょう。
シーン別のピント合わせの例
撮影シーンによって、適切なピント合わせの方法は異なります。ここでは、代表的なシーンごとに、ピント合わせの具体例をご紹介します。
ポートレート
人物写真で特に意識したいのは、目にピントを合わせることです。カメラに瞳AFの機能が搭載されている場合は、それを活用することで常に目に正確なピントを合わせやすくなります。
また、ポートレートでは背景のボケ具合も重要な表現です。開放に近いF値を使用し、背景を大きくぼかすことで、人物を印象的に浮かび上がらせます。もし開放絞りでピント合わせが難しい場合は、やや絞ってピントを合わせましょう。
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風景
接写で撮影をする場合は、被写体との距離が近くなるため、被写界深度が浅くなります。そのため、F値を開放からやや絞ることで、ピントを合わせやすくなります。
一方、接写撮影ではAFが合いにくい場合もあるため、MFでの撮影にも慣れておきましょう。三脚を使用できる場合は、ライブビューで拡大表示した上で細部までピントを確認しながら、フォーカスリングをゆっくりと回転させます。屋外の撮影では風の影響でピントがボケてしまう場合があるため、できるだけ風のない日を選ぶと良いでしょう。
関連記事: マクロレンズとは?選び方のポイントやおすすめの撮影シーンをご紹介
ピント合わせも考慮したレンズの選び方
ピント合わせには、レンズの焦点距離や開放F値、最短撮影距離などが関わってきます。ここでは、そうした点も考慮しながら、レンズを選ぶポイントをご紹介します。
単焦点レンズとズームレンズ
単焦点レンズは焦点距離が固定されているため、撮影者自身が被写体との距離を調整しながら、ボケ具合や構図を決める必要があります。そのため、ピント合わせには一定の慣れが必要になるでしょう。ただし、撮影を繰り返す中で自然と被写体との距離感が身につくため、より直感的なピント合わせが可能になります。
一方、ズームレンズは焦点距離を変えられるため、その場で構図やボケ具合の調整が可能です。1本でさまざまなシーンに対応できるため、手軽で便利に撮影できるというメリットがあります。動きの多い被写体や、撮影スペースが制限されている場面でも活躍します。
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焦点距離
焦点距離が約35mm以下の広角レンズは、被写界深度が深いという特徴があります。そのため、風景写真などで画面全体にピントを合わせやすく、建築写真や室内撮影でも多用されます。
焦点距離が約50mm前後の標準レンズは、人間の有効視野に近い画角で、自然な遠近感が得られ点が特徴です。スナップやポートレートに使いやすく、適度なボケ感も得られます。
焦点距離が約80mm以上の望遠レンズは、遠くの被写体を鮮明に捉えることができます。また、画角が狭いため、写真の中に主題を大きく写すことが可能です。スポーツや野鳥撮影などでは、望遠レンズや超望遠レンズの使用が一般的です。
このように、焦点距離によって画角やボケ具合が変わるため、撮りたいシーンに合ったものを選択しましょう。
開放F値
開放F値の小さいレンズは、暗所での撮影に強く、大きな背景ボケをつくり出せます。そのため、ポートレートやスナップ撮影で、被写体を印象的に浮かび上がらせるような表現が可能です。また、室内でのスポーツ撮影など、高速シャッターが必要な暗所での撮影にも適しています。
AF性能
AFは主題に対してスムーズかつ正確にピントが合うかどうかをチェックしましょう。特に、スポーツや動物、子どもなど素早く動く被写体に対しては、動体追従性能が重要になります。同時に暗所での性能や、静粛性も確認しておくと良いでしょう。
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タムロンおすすめのレンズ
タムロンは、幅広い焦点距離をカバーする高性能なレンズを多数ラインナップしています。高性能な光学設計と最新のAF機構により、風景やポートレート、スポーツなど、さまざまなシーンで実力を発揮します。また、独自の近接撮影設計による高い接写能力も特徴です。
広角ズームレンズ
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17-28mm F/2.8 Di III RXD a046(Model )
17-28mm F/2.8 Di III RXD (Model A046)は抜群の携帯性と高画質を両立させた、ミラーレス専用設計のソニーEマウント用大口径超広角ズームレンズです。クラス最小・最軽量を達成し、コンパクトで持ち運びしやすいため、街中や旅先の建造物から山岳の写真までさまざまな風景を気軽に撮影することができます。特殊硝材LD (Low Dispersion:異常低分散)レンズやXLD (eXtra Low Dispersion)レンズを贅沢に使用し、色収差を大幅に抑制。コンパクトボディながら優れた光学性能を発揮します。さらに広角端17mmでの最短撮影距離は0.19mと、超広角ならではのパースペクティブを活かした近接撮影も可能です。AF駆動には高速・精密なステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載。加えて、簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、アウトドアシーンでも快適な撮影をサポートします。このレンズがフットワークを軽くさせ、あなたを新たな景色へと連れだします。
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17-50mm F/4 Di III VXD a068(Model )
17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、静止画や動画撮影で使用用途の高い焦点距離をカバーした、超広角域17mmから標準域50mmまでをF4通しでカバーする広角ズームレンズです。ズーム全域で高い描写力を達成しており、画面周辺までクリアに描きます。AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高速・高精度なAFを実現。また、インナーズーム機構の採用により、ズーム時に長さが変化しないため、静止画撮影だけでなく、ジンバルなどに搭載してもバランスがとりやすく、動画撮影にも最適です。さらに、広角端で最短撮影距離0.19m、望遠端で0.3mと近接撮影能力が高く、被写体に思いきり寄れるため、様々な撮影シーンで個性豊かな一枚を撮影することができます。機動力・利便性に長けたこの1本を持ち歩けば、静止画・動画問わず、ダイナミックな風景からスナップ撮影まで、レンズ交換をせずにバリエーション豊かな撮影が可能です。
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11-20mm F/2.8 Di III-A RXD b060(Model )
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)は、大口径F2.8でありながら小型軽量と高い描写力を実現。コンパクトなAPS-Cサイズミラーレスカメラボディとのバランスもよく、普段使いとして最適です。広角端11mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:4と驚異的な近接撮影能力を実現し、パースペクティブの効いたデフォルメ効果を活かしたワイドマクロ撮影が可能。また、AF駆動には静粛性に優れたステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載しており、静止画だけでなく動画撮影にも適しています。加えて、屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、超広角大口径F2.8の高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
標準ズームレンズ
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20-40mm F/2.8 Di III VXD a062(Model )
20-40mm F/2.8 Di III VXD (Model A062)は、携帯性を徹底的に追求した、新たな大口径標準ズームレンズです。超広角20mmからはじまり、標準域の40mmまでをカバーしながら、クラス最小・最軽量のサイズ感。ズーム全域で美しい写りも実現しており、静止画撮影だけでなく、Vlogなどの動画撮影にも活躍します。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを採用し、高速・高精度なAFを実現。静止画・動画問わず気軽に持ち出し撮影を楽しむことができる、今までにない新しい大口径標準ズームレンズです。
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28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 a063(Model )
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は、高い評価を受けた28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)から、第2世代「G2」として、さらなる進化を遂げた大口径標準ズームです。高画質・高解像を実現し、AFの高速化と高精度化を達成しました。広角端での最短撮影距離0.18m、最大撮影倍率1:2.7を実現。新デザインの採用により操作性や質感も向上しました。さらに、独自開発した専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズが可能になりました。
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17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD b070(Model )
17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)は、APS-Cサイズミラーレス一眼用の大口径標準ズームレンズです。普段使いに最適な17-70mm (35mm判換算:25.5-105mm相当)、ズーム比4.1倍を実現。画面全域において高い解像性能を維持します。また、手ブレ補正機構VCの搭載や、静かで滑らかなAF、フォーカスブリージングを抑えて快適な動画撮影をサポートします。大口径F2.8の高画質を静止画と動画、双方の撮影で手軽に楽しめる実用性の高いレンズです。
望遠ズームレンズ
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35-150mm F/2-2.8 Di III VXD a058(Model )
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、広角端で開放 F2を達成し、準広角35mmから望遠150mmまで、ポートレート撮影で使用頻度の高い画角を1本でカバーします。大幅な大口径化と高画質を実現、リニアモーターフォーカス機構VXDにより高速・高精度AFを達成しています。新デザインの採用により、操作性や質感も向上しました。独自開発の専用ソフトウェアにより、レンズのカスタマイズも可能になりました。
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50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD a069(Model )
50-300mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD (Model A069)は、70-300mm使用時の「広角側が少し物足りない」の声に応え、広角側を50mm始まりに。望遠域300mmまでカバーしながらも非常にコンパクトなサイズを実現しています。また、50-300mm全域で高画質を達成。静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)や手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)の搭載により、あらゆる撮影を強力にサポートします。さらに、広角端では最短撮影距離0.22m、最大撮影倍率1:2の高い近接撮影能力で、存分にハーフマクロの世界を楽しめます。気軽に本格的な撮影が楽しめるこの万能ズームレンズが、作品づくりの可能性を広げます。
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70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 a065(Model )
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)は、市場でご好評をいただいている大口径望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」(以下Model A056)からさらなる進化を遂げ、第2世代「G2」モデルとして誕生しました。本機種では、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を新たに搭載。クラス最小・最軽量*の機動力を維持しながら、より安定した撮影が可能です。また、初代Model A056から光学設計を一新し、ズーム全域で妥協のない高画質な写りを実現。広角端の最短撮影距離も初代の0.85mから0.3mへ短縮することに成功しており、非常に短い最短撮影距離による、本レンズならではのユニークな写真表現が楽しめます。 *手ブレ補正機構搭載フルサイズミラーレス用大口径F2.8望遠ズームレンズにおいて。(2023年8月現在。タムロン調べ)
高倍率ズームレンズ
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28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD a071(Model )
これまでタムロンが培ってきた高倍率ズームレンズの技術力やノウハウを注ぎ込み、28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071)は誕生しました。高倍率ズームとしては世界初となるF2.8スタートの明るさを確保。広角端28mmから望遠端200mmにいたるズーム全域においても高い描写性能を実現します。
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28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD a074(Model )
タムロン28-300mm F/4-7.1 Di III VC VXD (Model A074)は、ズーム倍率10.7倍でコンパクト、汎用性に優れたソニー Eマウント用高倍率ズームレンズです。フルサイズミラーレス一眼カメラ用高倍率ズームレンズとして、クラストップレベルの高画質を誇り、高速・高精度AFのVXDと、手ブレ補正機構VCを搭載。レンズ交換不要であらゆる「撮りたい」に対応できる、行動派レンズです。
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18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD b061(Model )
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)はズーム比16.6倍を実現し、AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載。特殊硝材をバランスよく配置したことで、画面の中心から周辺まで高い描写性能を維持し、クラストップレベルの高画質を実現しています。優れた近接撮影能力と手ブレ補正機構VCも搭載。広角から超望遠まで高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。
単焦点レンズ
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90mm F/2.8 Di III MACRO VXD f072(Model )
90mm F/2.8 Di III MACRO VXD (Model F072)は、長年「タムキュー」の愛称で親しまれてきたタムロン90mmマクロレンズのミラーレス版です。高い解像力と光学性能を誇り、タムロン初の12枚羽根の円形絞りが、美しい玉ボケと光芒表現を実現します。軽量・コンパクトなデザインで気軽に持ち運べ、新型の窓付きフードでフィルター操作も容易です。さらに、TAMRON Lens Utility™に対応し、高速・高精度AFを搭載したこのレンズは、写真と動画撮影の可能性をさらに広げます。伝統の描写力と最新技術を融合させた、新たな「タムキュー」の歴史を切り拓く一本です。