2023.12.28
写真家 北島 清隆氏がタムロン 17-50mm F4 (Model A068)で撮る、沖縄の広大な風景
現時点では世界初の17−50mm。
沖縄で島々を回りながら撮影をし続けて30年あまり、中盤カメラ、デジタル一眼レフカメラ、ミラーレス一眼カメラとボディの機能の進化と共に、軽量化も進む中で、タムロン 17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、今までの同等のレンズに比べて圧倒的にコンパクトで軽く、ボディとのバランスがとても良いと感じました。
レンズが軽いことに加え、インナーズームなので小さめのスリングバックに入ることと、必要なときに素早く取り出しズームをたたむことなく、さっとしまうことができるのも魅力的。
いつも島を旅して撮影する時は、カメラと大三元ズーム、ダイビング撮影もするので水中
ハウジング、ドローンなど、どうしても荷物が多くなるので、レンズが軽いということと
少しでも軽くコンパクトにできることは重要な要素です。
さらにこのクラスのレンズの多くは35mmまでですが、50mmまであるということが超画期的で最大の特徴だと思います。
沖縄の島々では高い建物が少ない分、空が広く感じ、広角ズームを使いたくなる景色がたくさんあります。
美しい無人のビーチなどに出会えると広角側で広々と撮影したくなります。
そんな環境で一番多用するのが広角ズームですが、波打ち際で波が崩れる瞬間や、砂浜に打ち寄せる波の泡などの寄った画も撮影したくなり、その場合は50mmくらいが欲しくなる。ところがこれまで使用してきたレンズは35mmまでしかなく、レンズ交換に迫られるということが幾度となくありました。
でも、このタムロン 17-50mm F4 (Model A068)があれば、レンズ交換なく1 本で撮影ができてしまうのです。
そして、この50mmまでカバーしてくれることにより、レンズ交換が不要になることは、風が吹いていることが多い沖縄の海や風景の撮影時に、センサーゴミに細心の注意を払って行っていたレンズ交換が不要になるということなので、ストレスフリーになりとても嬉しいことです。特に動画撮影などでセンサーにゴミが付くととても厄介なので、50mmまであるということがありがたいと感じました。
このように、これまでは島を撮り歩くのに、広角ズーム、標準ズーム、望遠ズームの3本を持ち歩いていましたが、このレンズにより広角と望遠ズームの2本で旅をすることができました。
またこのレンズの特徴として17mm側で0.19mまで寄れるのでワイドマクロとして使うこともでき、ボケ味もいい感じです。
色鮮やかな花が咲く沖縄ではマクロレンズも多用するので、望遠側50mmで0.3m、広角側17mmでは0.19mで寄って撮れるこのレンズで、青空抜けのワイドマクロやF4開放でボケを生かした撮影も可能なのもとても嬉しい機能です。
風景写真も撮影していますが、沖縄という場所柄もあり、マリンスポーツ関連の撮影も多
く、私自身得意としているジャンルです。
このレンズは、インナーズームで軽いという特徴から水中用のハウジングに入れるのに適したレンズといえます。さらに防水ハウジングに入れている関係で困難なレンズ交換も50mmまであるということはこのジャンルの撮影においてとても画期的なこと。次回ぜひ実践したいと思っています。
記事で紹介された製品
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17-50mm F/4 Di III VXD a068(Model )
17-50mm F/4 Di III VXD (Model A068)は、静止画や動画撮影で使用用途の高い焦点距離をカバーした、超広角域17mmから標準域50mmまでをF4通しでカバーする広角ズームレンズです。ズーム全域で高い描写力を達成しており、画面周辺までクリアに描きます。AF駆動には静粛性・俊敏性に優れたリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用し、高速・高精度なAFを実現。また、インナーズーム機構の採用により、ズーム時に長さが変化しないため、静止画撮影だけでなく、ジンバルなどに搭載してもバランスがとりやすく、動画撮影にも最適です。さらに、広角端で最短撮影距離0.19m、望遠端で0.3mと近接撮影能力が高く、被写体に思いきり寄れるため、様々な撮影シーンで個性豊かな一枚を撮影することができます。 機動力・利便性に長けたこの1本を持ち歩けば、静止画・動画問わず、ダイナミックな風景からスナップ撮影まで、レンズ交換をせずにバリエーション豊かな撮影が可能です。