2023.09.14
写真家 イアン・プラント氏がタムロン70-180mm F2.8 G2 (Model A065)ソニー Eマウント用で捉えるインドネシアとバッドランズ国立公園のユニークな一面
今までに見たことのない写真を目にした時、人はそれを「素晴らしい写真」と表現します。それは、普段見慣れないエキゾチックなものであったり、よくある被写体をユニークな視点で撮影したものであったりとさまざま。そんな個性的な写真を撮影したいとなると、クリエイティブな発想を最大限に活かし、決定的な瞬間に即座に対応できる柔軟性を持つ機材が必要です。
今回、私はフルサイズミラーレスカメラ対応のタムロン70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)ソニー Eマウント用と共にアメリカ国内や国外を旅しました。まずインドネシアを訪れ、風景や旅スナップ、野生動物など様々な被写体を撮影。その後、私の大好きな観光地のひとつであるアメリカのサウスダコタ州にあるバッドランズ国立公園へ行きました。インドネシアとサウスダコタ州は全く異なった特色を持つ場所ですが、撮影する中で変わらないと感じたことが1つありました。それは、70-180mm F2.8 G2が、撮影地を選ばずに私の想像力をどこまでも自由で効果的に掻き立ててくれたことです。
70-180mm F2.8 G2は、インドネシアに住む人々の日常生活を切り取ったり、滞在中に遭遇した野生のオランウータンやコモドオオトカゲを瞬時に捉えたりと様々なシーンで大活躍し、旅をしながら撮影するためには欠かせない1本でした。開放F値がF2.8と明るいため、暗い場所での撮影も容易に背景を美しくぼかすことができ、被写体を引き立たたせた写真を撮ることができました。高速・高精度なAFや高性能な手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)、そして驚くほどシャープに解像してくれる高い光学性能が、私の写真をより際立つ作品に仕上げてくれました。
緻密な風景を撮影する際も、この70-180mm F2.8 G2は理想的なレンズだと感じました。例えば、インドネシアではブロモ火山群を優美に写しだし、バッドランズ国立公園では粘土岩の尾根のカラフルな層や影と光が交互に現れる大胆な模様を繊細に描写してくれました。
加えて、70-180mm F2.8 G2は広角端70mmの最短撮影距離が0.3mと非常に近く、最大撮影倍率も1:2.6と大きく写せるため、花やその他の被写体のディテールをクローズアップして撮影するのにとても便利でした。小さな被写体を大きく、驚くほど細部まで鮮明に撮影することができます。
従来の70-200mm F2.8よりも小さい、軽量・コンパクトなサイズ感もお気に入りポイントです。望遠側の20mmの差は気にならず、むしろ質量とサイズが節約できたことで、とても持ち運びしやすくなっています。常にカメラバッグに携帯でき、どんな撮影チャンスも逃さない望遠ズームレンズは心強い存在です。
冒頭で述べたように、写真とは何か新しいもの、何か違うもの、他の人が見落としているものを捉えることと考えています。そしてこの70-180mm F2.8 G2は、世界を色々な視点から見させてくれます。シンプルかつエレガントながら、撮影に必要な機能や要素をしっかりと網羅しているレンズデザインも魅力の一つです。70-180mm F2.8 G2は、ユーザーのクリエイティブへの探求心を深め、それを表現することを可能にしてくれるとても頼もしいレンズです。
記事で紹介された製品
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70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 a065(Model )
70-180mm F/2.8 Di III VC VXD G2 (Model A065)は、市場でご好評をいただいている大口径望遠ズーム「70-180mm F/2.8 Di III VXD (Model A056)」(以下Model A056)からさらなる進化を遂げ、第2世代「G2」モデルとして誕生しました。本機種では、タムロン独自の手ブレ補正機構VC (Vibration Compensation)を新たに搭載。クラス最小・最軽量*の機動力を維持しながら、より安定した撮影が可能です。また、初代Model A056から光学設計を一新し、ズーム全域で妥協のない高画質な写りを実現。広角端の最短撮影距離も初代の0.85mから0.3mへ短縮することに成功しており、非常に短い最短撮影距離による、本レンズならではのユニークな写真表現が楽しめます。 *手ブレ補正機構搭載フルサイズミラーレス用大口径F2.8望遠ズームレンズにおいて。(2023年8月現在。タムロン調べ)