2024.05.21
カーフォトグラファー 片山 大輔氏が35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)で撮影したBMWM4とのコラボポートレート
カーフォトグラファー 片山 大輔氏が35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)で撮影したBMWM4とのコラボポートレート
こんにちは、カーフォトグラファーの片山大輔です。
私は、自動車写真を中心としていますが、ジャンルにとらわれず様々な撮影を行なっています。
今回タムロンがコラボレーションしているBMW & MINI Racing.2024 ROUND1で行われたモデルシューティングセミナーの講師を務めさせていただきました。その中でタムロン35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)を使用して撮影した作品とともにレンズのご紹介をしていきたいと思います。
このレンズの画角は、ポートレート撮影に向いていると言われていますが、実は自動車撮影にもピッタリの画角なのです。
特に今回のような“モデルとクルマを撮る” と言った場合、最も優先して持ち出すレンズとなっています。
一枚目の写真 焦点距離:35mm 絞り:F8 シャッタースピード:1/160秒 ISO感度:200 使用カメラ:SONY α7R V
ピットガレージ内でストロボを3灯使用しています。
広い空間では無いのですが、このレンズは35mmという準広角域があるので、車も人物も上手く収める事ができました。
そして注目して欲しい部分なのですが、フロントのカーボン部分、繊維の織目までしっかりと写しきる事ができている所などは、このレンズの性能の高さが表れていると思います。
このレンズに出会うまでは、今回掲げた写真の様な撮影シーンでは単焦点レンズを使い、全ての場面でレンズ交換が必要でした。
タイトなスケジュールの撮影現場も多く、レンズが合わなくて撮り逃してしまうと言う、非常に残念なシーンも少なくなかったのですが、このレンズが1本あれば、レンズ交換というタイムロスを一気に削減できます。
それだけでもこのレンズの導入理由としては十分なのですが、注目すべきなのはこのレンズの持つ描写力。
レンズの性能に不満があれば、いくら便利でも意味がありませんが、TAMRON 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、全く問題ないどころか、素晴らしい解像度と描写力でした。
本文中でも書きましたが、特に黒の諧調が非常に美しいので、お気に入りのレンズとなりました。
35mmから150mmまで網羅する焦点距離、解放F2スタートと言う明るさ。
そして単焦点レンズにも匹敵するこの描写力!
リニアモーターフォーカス機構による高速AF!
このレンズさえあればどうにかなるという安心感!
まさに撮影シーンを選ばない無敵の一本ではないでしょうか?
導入してからは、作品を生み出す現場には必ず持って行くレンズになりました。