2023.11.07
写真家 小林 淳氏がタムロン150-500mm F5-6.7 (Model A057)ニコン Z マウント用で手軽に楽しみながら撮る、超望遠越しに見る地元の情景
写真家 小林 淳氏がタムロン150-500mm F5-6.7 (Model A057)ニコン Z マウント用で手軽に楽しみながら撮る、超望遠越しに見る地元の情景
岐阜県在住の写真家、小林 淳です。地元・岐阜の魅力を切り撮り、発信することをライフワークとしています。超望遠レンズで撮影した「月と岐阜城」の写真がSNSでバズり、多くの方に私が撮る岐阜を見てもらえるようになったのですが、それと同時に、超望遠レンズを手放すことができない写真家ライフが始まりました。
超望遠レンズと言えば、大きくて重い。持ち出すのも億劫になるほどです。しかし、今回使用したタムロン150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)は、500mmの超望遠域を確保しながらも、驚くべきコンパクトさを実現しています。最初にレンズを手にしたとき、これなら手軽に楽しめる。そう確信しました。
気軽に持ち出して撮影した超望遠の世界、ぜひご覧ください!
一枚目の写真 焦点距離:448mm 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/100秒 ISO感度:6400 使用カメラ:Nikon Z 9
「ぎふ長良川の鵜飼」のクライマックスである「総がらみ」のシーンを撮影しました。1300年以上の歴史がある伝統漁法で、岐阜市の観光スポットとしても人気を博しています。鵜飼は漆黒の闇の中で行われ、さらに動きが速いので、写真家泣かせの高難易度被写体です。これまでは三脚を使用して撮影することが多かったのですが、レンズがコンパクトなので手持ちでも十分撮影可能。ボディの性能に助けられつつも、レンズ側の高精度AFと優れた手ブレ補正のおかげで、難易度の高い被写体へのアプローチでもボツ写真はほとんどありませんでした。
表現の幅を広げるためにも、500mm以上の超望遠を一本持っておきたい、と思っています。自分が身をもって実感していること、それは「超望遠レンズを持つと表現の幅が劇的に広がる」ということです。そして、被写体へのアプローチの仕方や、被写体を探す時の視野が広がります。さらに経験値が蓄積されると、今まで思いつかなかったような撮影方法が思いつくようになります。150-500mm F5-6.7を使ってみたことで、「超望遠を持ってあそこに行ったらこんな写真が撮れるんじゃないか!?」といった閃きをもたらせてくれるようになりました。
500mmの超望遠域を確保しながらも、コンパクトで機動性が抜群の150-500mm F5-6.7は、まだ超望遠の世界を体験していないフォトグラファーが手にすべき一本だと思います。コンパクトでありながら、描写性能が抜群。AFや手ブレ補正も優秀。まさに「楽しい」超望遠ズームレンズでした。
Atsushi Kobayashi 小林 淳
1982年生まれ、岐阜県在住。建築士の傍ら、写真の世界に魅せられて、「家族のいる風景」をテーマに撮影をはじめる。写真を通じて、地元・岐阜の魅力を伝えていくのがライフワークで、岐阜市をはじめ各自治体とのタイアップ事業に注力している。「岐阜城に昇る月」の作品が反響を呼び、バラエティ番組や報道番組、WEBニュースなど各メディアへの出演実績多数。2023年6月、岐阜県各務原市に株式会社オフィスKを設立。写真を活用した地方創生に関わる事業を展開。写真展や撮影ツアーのプロデュース、写真講座講師、トークイベント、フォトコンテスト審査実績など多数。一級建築士。