2022.10.28
写真家 若子jet氏がタムロン70-300mm F4.5-6.3 (Model A047)ニコン Z マウント用で描く、新潟秋映えスナップ
写真家 若子jet氏がタムロン70-300mm F4.5-6.3 (Model A047)ニコン Z マウント用で描く、新潟秋映えスナップ

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みなさん、こんにちは。写真家の若子jetです。毎年秋になると新潟へ行く機会が多く、上越、中越、下越、佐渡島など、広範囲なエリアを訪れます。日本海の夕日は息をのむほど美しく、都会での情報の多さや刺激をリフレッシュさせてくれる、私にとって大切な場所です。
旅に出かける時、レンズ選びは楽しいですよね。今回、タムロンのニコン Z マウント用としては初となる望遠ズームレンズ タムロン 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)を旅のお供に、新潟の圧倒的な魅力と秋映えを描きました。新潟はもうひと月もすれば冬。白銀の世界も圧巻ですが、私は四季の美しさだけでなく、古き良き建物や文化、楽しめる新スポットまで、様々な魅力を見せてくれる新潟の色がたまらなく好きです。新潟、日本海エリアの魅力を70-300mm F4.5-6.3で写し撮った作品とともに、ご覧ください。
一枚目の写真( 焦点距離:93mm 絞り:F10 シャッタースピード:1/60秒 ISO感度:100 使用カメラ:ニコン Z 6)
新潟といえば米処、貴重な田園風景がひろがります。手前の蕎麦畑を前ボケとして加えることで、ずっと眺めていたくなるような優しい雰囲気と優しさを強調してくれています。特に、300mm側の優しいボケ味がとても気に入っています。奥の山々が墨絵のようで、グラデーションを描いているかのようなトーンの組み合わせも、心を穏やかに落ち着かせてくれます。
市街地から、日本海沿いに車を走らせること1時間。日常から少し離れ、雑貨屋巡りや、レストランでゆっくりランチを楽しむことも幸せの1つですが、気に入ったシーンは説明しすぎず、本当に記憶に残したい部分だけを切り取ります。お花に囲まれた優しい景色と、ラブリーな可愛いピンクハウスの組み合わせが、女子旅のモチベーションをより高めてくれます。
長期間にわたって開花してくれる、オレンジ色のフレンチマリーゴールドを見つけました。花のオレンジ色と、葉っぱのグリーンの対照的な色の組み合わせは、パッと目を惹きます。それでいて背景の無彩色の土色に、まるで溶け込んでいくかのような描写の美しさが、俯瞰撮影することでより再現されました。
ランチタイムは、ゆっくり流れる時間を重ねながら、これまでの思いを綴る大切な時間。とても美味しそうなランチメニューだったので、まずはメイン料理を手前に配置した上で、奥行きを再現するために、縦位置で窓際の光を活かしながら撮影しました。テーブルシーンでも、580gという軽さと長さ150.3mmのコンパクトなレンズのおかげで、サクサクと撮影できます。
ランチ後は施設内にある葡萄園で、今年も豊作になった葡萄を思い切り望遠で、力強く切り取ってみました。後ろに続く緑の後ボケは柔らかく、葉っぱの脈までも、鮮明に描写されています。
ショッピングやお散歩などを楽しんだ後、ウェルカムドリンクのおもてなしシーンに出会いました。夕陽に反射するグラス達。ランチ時と変化をつけて、遠くから遠景でテーブルシーンを狙ってみました。幅広いシーンに対応し、色々な表情を見せてくれる70-300mm F4.5-6.3。逆光でとらえた夕陽に映えるテーブルは、とてもおしゃれなシーンを演出してくれています。
ウェルカムドリンクをいただいて、葡萄園をお散歩。その後ホテルでゆっくりとした時間を過ごし、ぼんやりと日本海を眺めましたが、ここでも全体を入れると説明的になってしまうので、伝えたいところのみを、300mmで切り取ってみました。
その後、日本海方面へ車を走らせました。黄金色の夕陽が海に写り込み、キラキラ光る様子はとても美しく、印象的です。夕日が日本海の水平線へと沈むまでの時間は長く、多彩な夕景シーンに出会うこともできます。様々なシーンを撮影しつつ、波打ち際の海辺も捉えてみました。手持ちでサクサク、手ブレすることもなく、波の力強い表情や美しいシーンを捉えることができました。
新潟 日本海にて出会う、息をのむほどの綺麗な景色のおかげで、日々の疲れが一気にとれる気がします。自然の力によって削られた岩屋から眺めるそのさきの景色には、佐渡島が見えます。日本海に沈む夕陽を眺めながら、海と綺麗な空、黄色とブルーの演出、それらのハーモニーがとても印象的でした。
日本海沿いのお店は、日が沈むと営業終了となるお店も多いのですが、夜までネオンがカラフルなお店は、パッと目を惹きます。レストラン敷地内では、幸せの鐘といったスポットや、花火が特別に打ち上げられることも。鮮やかなネオンに惹かれ、ぶらりと立ち寄ってみました。夜光で輝くお店のネオンはパキッとした色を演出しています。タムロン70-300mm F4.5-6.3は、このような夜撮影のシーンにおいても、高い描写力を発揮し、素晴らしいレンズだと思いました。この時わずかに撮影直前まで小雨が降っていたのですが、簡易防滴構造のおかげで、安心して撮影に臨めました。
今回は、70-300mm F4.5-6.3を旅のお供に、新潟・日本海にお出かけしました。山や海と広範囲ですが、朝から晩まで長時間持ち歩ける580gという軽さと、幅広い被写体をしっかりと写し取る解像力。優秀なレンズ設計はもちろんのこと、タムロンらしいボケ描写の美しさなど、好感度満載の新製品で、旅の思い出として撮影した作品は、印象的なシーンが沢山撮れました。特に望遠側でのボケの美しさは圧巻です。砂浜や波打ち際など、日が落ちて低照度となる遅い時間帯でも、1本で十分再現できるほどの表現の幅には驚きました。
室内でも最大径φ77mm、長さ150.3mmというコンパクトサイズのおかげで、サクサク撮影することができました。日常風景にも、またロングランな旅にも、今回のレンズはおすすめです。色々な思い出を70-300mm F4.5-6.3と一緒に、沢山作っていきましょう。
記事で紹介された製品
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70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD a047(Model )
70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)は望遠撮影をより多くの方に楽しんでいただくために生まれました。幅広い望遠域をカバーしながらも、軽量・コンパクトサイズを実現。特殊硝材の採用により、色収差をはじめとした諸収差を抑制し、高画像と美しいボケ味が楽しめます。また、AF駆動には静粛性に優れた高速・精密なステッピングモーターユニットRXDを搭載。風景やスポーツ、鉄道、飛行機の他、ポートレートやスナップなど、手持ちで軽快に撮影を楽しみたいシーンでもその力を発揮します。