2022.11.10
写真家 Remi Chapeaublanc氏が超望遠ズーム、タムロン150-500mm F5-6.7 (Model A057)富士フイルムXマウント用で撮る野鳥写真
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私は昔から猛禽類が好きで、田舎に住んでいた頃の週末はほとんど森に入り浸り、フィルムカメラで野鳥を撮影する幼少期を過ごしていました。それから十数年が経ち、猛禽類撮影は私の専門分野のひとつとなっています。
今回、タムロン150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)富士フイルムXマウント用の撮影依頼を受けた時、通常の超望遠レンズはとても重くかさばるため、正直なところ少し不安でした。しかし、実際にレンズを手にすると、小さなバックパックで持ち運びができるコンパクトさ、三脚なしで一日中使うことができる機動力に驚かされました。
特に手ブレ補正機構VCの性能が素晴らしく、軽快な手持ち撮影が可能です。500mm(35mm判換算750mm相当)で1/30秒の条件下でも手持ちでとてもシャープな写真を撮影することができました。また、目の前に飛んでくるハヤブサを難なく撮影することができる高速・高精度なAF性能にも非常に驚かされました。ハヤブサはF1のレーシングカー並みのスピードを出すことができ、時速389kmを記録したこともあるような鳥なので驚きです。この軽量、コンパクトなレンズは野鳥撮影だけでなく、野生動物を撮影するのにも最適なレンズの一つと言えるでしょう。