2021.07.15
写真家 相沢 亮氏が超広角ズーム タムロン11-20mm F2.8 (Model B060)で写す、魅力あふれる白馬の旅
写真家 相沢 亮氏が超広角ズーム タムロン11-20mm F2.8 (Model B060)で写す、魅力あふれる白馬の旅


はじめまして、東京で写真家をしている相沢 亮と申します。普段は街や風景を中心に撮影していますが、今回は、長野県白馬まで足を延ばしました。今回の旅のお供に持って行ったレンズが、タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)です。
白馬といえば、1998年の長野オリンピックの会場にもなった自然豊かな場所で、大パノラマの白馬連峰が目の前に広がります。天気にも恵まれ、綺麗な星空の撮影もできました。そして、目の前に広がる開放的な自然や星空を撮影する上で欠かせないのが超広角レンズ。今回使用した11-20mm F2.8は、気軽に持ち出せる小型軽量ボディで、旅で持ち歩きたくなるレンズです。その魅力についてお伝えしていきたいと思います。
一枚目の写真( 焦点距離:16mm 絞り:F/9.0 シャッタースピード:1/250秒 ISO感度:100 使用カメラ:ソニー α6400)
快晴の空の下、山の上から撮影しました。木や草のディテールを損なわないシャープな描写力に驚きました。どこまでも広がる青い空とともに眼下に広がる風景をパンフォーカスで切り取りました。旅で出会った感動やその場の空気感を伝えるには、やはり広角レンズは欠かせません。そしてこのレンズは、335gという大口径超広角レンズとは思えない軽さ。この携帯性の良さは、まさに旅のお供にしたいレンズです。
晴天の日に山の上のテラスからF9.0に絞って撮影しました。パンフォーカスという言葉がまさにふさわしく、木々や葉をシャープかつ繊細に写し出してくれました。そして、もう一つ注目してほしいのが手前のウッドデッキの立体感。街中の建築などのスナップにも試してみたい描写力です。
道で出会った田んぼでリフレクション撮影をしました。リフレクション撮影において広い画角のレンズは欠かせない存在。ダイナミックに広く映し出された世界を二分割で撮影。超広角レンズならではの表現です。
早朝、霧に包まれた景色を撮影しました。この景色は偶然出会ったのですが、カバンからさっと機材を取り出し撮影しました。上部の淡い優しい光と下部の川のシャープな部分、この2つの表現や描写力が1枚の写真の中でしっかりと両立しています。広角のパースペクティブ効果で手前の景色を大きく、奥を小さく写すことで川のカーブの奥行きも表現できました。
手前のパラソルにピントを合わせ、下から煽るように撮影しました。広角レンズで広く空を取り入れながら、パースペクティブ効果を活かして手前の被写体に迫力を出させる撮影は良く行いますが、11-20mm F2.8なら、様々な場面でこの撮影方法が使えそうです。
まずは、縦位置の天の川。目の前に広がる星空。開放F値2.8という明るさを確保できるレンズなので、ISO感度が1000でもはっきりと天の川を写すことに成功しました。
次は、横位置で天の川を撮影しました。こちらもAPS-Cとは思えない画角の広さを確保でき、写真の隅々の収差も気にならない写りです。高い描写とコンパクトサイズで、昼の風景やスナップから夜の星空まで使えるレンズといえます。
紫陽花のピントが合った花びらをシャープに写しつつ、F2.8による柔らかいボケも表現できました。ピント面の素晴らしい解像度、被写体の質感、色味のコントラスト、すべてを綺麗に表現してくれました。
記事で紹介された製品
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11-20mm F/2.8 Di III-A RXD b060(Model )
11-20mm F/2.8 Di III-A RXD (Model B060)は、大口径F2.8でありながら小型軽量と高い描写力を実現。コンパクトなAPS-Cサイズミラーレスカメラボディとのバランスもよく、普段使いとして最適です。広角端11mmでは最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:4と驚異的な近接撮影能力を実現し、パースペクティブの効いたデフォルメ効果を活かしたワイドマクロ撮影が可能。また、AF駆動には静粛性に優れたステッピングモーターユニットRXD (Rapid eXtra-silent stepping Drive)を搭載しており、静止画だけでなく動画撮影にも適しています。加えて、屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や防汚コートを採用するなど、超広角大口径F2.8の高画質を手軽にお楽しみいただくことができる、実用性の高いレンズです。