2020.06.23
写真家 澤村 洋兵氏がフルサイズミラーレス用望遠ズーム タムロン70-180mm F2.8 (Model A056)で京都を魅せる
写真家 澤村 洋兵氏がフルサイズミラーレス用望遠ズーム タムロン70-180mm F2.8 (Model A056)で京都を魅せる
みなさんこんにちは。フォトグラファーの澤村洋兵です。なんと2回目の登場ができました。好きなもの、気に入ったものをお勧めするのが大好きなので、またここに登場できることは本当に幸せです。ありがとうございます。
さて、今回はボクの手元にタムロンのソニーEマウント対応、大三元の最終兵器、TAMRON 70-180mm F/2.8 Di III VXD(Model A056)がやってきました。元々望遠ズームでスナップを撮ることが好きなのですが、従来のレンズは重くて大きいものが多く、スナップ撮影をしているとカメラを持つ腕がだんだんと疲れてきて、縦で撮ろうものならさらに負担がかかり、撮影後半には腕がプルプルしてくるということが常でした。そのため、「軽いF2.8通しの望遠ズームがあればいいのに…」と思っていたのです。
そういった思いの中で70-180mm F2.8を手にしてみたところ「軽い、、、!こういうの待ってた!」と感動してしまいました。そして、「軽くするため、価格を抑えるために写りの部分で妥協しているのでは…??」なんて不安は、撮影をした一瞬でかき消されたのでした。
望遠ということもあり、広大な景色で撮ってみたいとも思ったのですが、この軽さを活かして街をぶらぶらしながら撮影するのも良いなと思い、70-180mm F2.8を付けたカメラを片手に、京都を散歩しながら撮影することにしました。
一枚目の写真( 焦点距離:151mm 絞り:F/5 シャッタースピード:1/320秒 ISO感度:100)
モデルさんに着物を着てもらい、はじめの方に撮った一枚。光の当たった右目のクリア感。着物の質感、そして色味。柔らかいボケ感に、くっきりしすぎていない良い具合の玉ボケ。解像感もバッチリ。製品を軽くするために妥協なんて全くしていないことが分かる素晴らしい写りでした。
正直望遠ズームって常用するレンズではないと思っています。ボクにとっての基本はやっぱり24mmから50mmあたり。でも「ここだ!」っていう時の迫力のある写真を撮るため、望遠ズームを一応持っていきたくなるんです。ですが今までは、望遠ズームは重いので持っていくことに躊躇していました。そんな時に70-180mm F/2.8 Di III VXD(Model A056)の軽さだと気軽に持ち歩こうという気持ちにさせてくれて、その上頼れる表現力に解像感。もう言うことなしです。本当にお気に入りの望遠ズームになりました。
是非みなさんにも体感して欲しいです。こんなにも気持ちよく楽しめるレンズはなかなかないです。自分の写真表現の幅を広げてくれる頼れるレンズとして、望遠ズーム初心者の方から慣れた玄人の方まで、そして女性の方にもお勧めな1本です。
Yohei Sawamura 澤村 洋兵
1985年京都生まれ。美容師、和食料理人、バリスタ、珈琲焙煎士など様々な職業を経験してきた異色の経歴を持つフォトグラファー。企業案件や広告写真、SNSブランディングアドバイザーなど幅広く活動。Lightroomのオリジナルプリセットは多方面から人気を博す。撮る写真は人物写真、風景、スナップなどバリエーション豊か。それぞれの職業で培った感性と類い稀なセンスと器用さを武器に様々な瞬間を自分の色にして表現し、SNSを中心に多くの共感を生む作品をアウトプットし続けている。また、改めて写真の楽しさ、自分らしく生きることの楽しさを世に伝えるためYouTube「キョウトボーイズ」としても活動している。 2022年 単著「あの人が自分らしい写真を撮れる理由」出版