受賞者一覧はこちら 「秋風かんざし」 原 瑞代 様(東京都町田市) ススキとキバナコスモスを対比させた構図がとても新鮮で印象的な作品です。普段、見逃しがちな光景にカメラを向けた作者の感性に脱帽です。画面左側にはキバナコスモスの花を前ボケとして生かし、画面にソフトフィルター的な効果を与えています。そして、ハイキー気味で光を感じさせ、秋の清々しさも伝わってきます。 レンズ:キヤノン EF100mm F2.8L マクロ IS USM 「三つ子ちゃんの雨宿り」 徳島 さゆり 様(神奈川県厚木市) 雨の滴の付いた若葉の柿木の上で、寒さをこらえて膨らみながら仲良く雨宿りをする三羽の子スズメの微笑ましい姿に心打たれました。構図的にも完成度が高く、主役である三羽の子スズメの位置、柿の若葉の入れ方も抜群です。このように人が撮らないような天候に撮影すると新鮮な写真を写すことが可能となります。 レンズ:タムロン SP AF180mm F/3.5 Di LD [IF] MACRO 1:1 「ランデブー」 川口 直人 様(神奈川県藤沢市) 彼岸花の上を二匹のアゲハチョウが飛翔する姿がとても美しい作品です。上部のアゲハチョウは甘い蜜のご馳走を目の前にして我慢できなかったのでしょうか?ストロー状の口を伸ばしているところも、この作品の面白いところです。動き回る二匹のアゲハチョウにピントを合わせるだけでも難しいのに、構図もスキがなく完成度が高い作品だと思います。 レンズ:タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1 「初夏の川」 稲田 義美 様(宮崎県日向市) 次の世代へ命をつなげようと、腹部で呼吸ができなくて苦しくても、水に体がつかりながら産卵するミヤマカワトンボの姿を鮮明に写したこの写真に感動しました。ただ被写体として昆虫を撮っている人には絶対に撮れないシーンです。今後も昆虫の生態を学びながら、光の生かし方、構図など写真の表現方法も更に磨いてください。 レンズ:タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1