銀賞
「日本舞踊」
川谷 孝雄
(大阪市都島区)
ニコンF4S・シグマAFマクロ180ミリ・F5.6・オート・フジクロームベルビア100・三脚
写されている素材そのものは何かの実で、花が枯れてまるで着物を纏っているような姿になりました。作者の目が、この花の種子の部分をクローズアップし、下の茎の部分にまとわりついた花びらをとても装飾的に面白い視点で眺めて、日本舞踊を踊っている女性のような擬人的に仕立て上げたところが面白い。
「花かんざし」
木ノ本 須美枝
(京都府船井郡)
ミノルタα-807si・AFマクロ100ミリ・F4・オート・フジクロームプロビア100F
オーソドックスなマクロレンズの写真です。二輪の花の並び方が、まるでかんざしをさしているような味わいがある。その雰囲気がとても面白いと思います。
「カマキリの祈り」
浜田 いつ子
(愛媛県今冶市)
キヤノンEOS-1Ds・EF100ミリマクロ・F5・1/20秒
カマキリの前脚を生かして、まるで祈っている雰囲気でとらえられています。また顔が金に輝いていて不思議な神々しさが感じられるところも面白いです。
「ヒップ」
石角 尚義
(香川県三豊郡)
ニコンF6・タムロンAF90ミリマクロ・F8・オート・フジカラースペリアヴィーナス400
桃の側面をとらえていますが、まろやかな窪みがまるで女性のヒップを思わせる色気があり、ライティングもやわらかでとても味わいが出ています。
「祭りの少年」
西脇 康夫
(東京都北区)
ニコンD70・タムロンAF90ミリマクロ・プログラムオート
祭りの子どもの衣裳が大変造形的に美しく、その造形の面白さをマクロレンズを使って的確に表現しています。