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「誇り高き鉄道員」 |
則田 政朗 様74歳 (愛知県名古屋市) |
撮影者は御年74才、わたしと同学年。見る目がやっぱり若いね。この作品は右側の安全確認をしているアメリカの鉄道員と左側の乗客の二人が目を引く訳ですが、実際はこの二人は大きく離れています。乗客と鉄道員の目線がそれているにもかかわらず、二人は非常に接近しているように感じます。その理由はパースペクティブ。右側を大きく、つまり遠近法をうまく使っているのです。また、乗客と鉄道員の距離から、ゆったりした雰囲気が伝わってきます。通勤電車のせせこましい30秒停車ではなくて、長時間停車の余裕が感じられ、見ていて心が和みます。そこが素敵だなと思いました。この作品も満場一致で決まりました。 |
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