「秋化粧」

青木　孝 様（大阪府富田林市）

ヒューマンでひょうきんな表情をした昆虫の存在感が際立っています。非常にユーモラスでその表情をうまく捉えられました。主人公を真正面から撮影しているので、目以外の部分がフワッとボケていて、それが一つの味わいになっています。足や手の腕の部分がピンクに色づいているのですが、この色の変化もうまく表現されました。目の部分の緻密な描写が非常に印象的な作品です。

カメラ：ニコン　D610
レンズ：タムロン　SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1

「めぐりあい」

中山　基司 様（東京都杉並区）

非常に小さな世界を上手に表現されました。アリが2匹語り合っているようにも、見方によっては接吻をしているようにも見えます。瞬間的な動作のおもしろさに着目して、この小さなアリを非常にシャープに捉えられました。まさにマクロレンズならではの表現ですね。バックの扱いが非常に上手で、木漏れ日の光でしょうか、光の丸ボケをうまく捉えられており、変化に富んだ構成となっています。

カメラ：キヤノン　EOS 6D
レンズ：キヤノン　EF100mm　F2.8 マクロ　USM