使用カメラ: Sony α7R IV
焦点距離: 500mm 露出: F8 1/1250秒 ISO 200
飛行機撮影で
望遠レンズに必要な4つの力
PCよりご覧いただけます。
飛行機撮影にベストマッチな500mmコンパクトレンズ
PHOTOGRAPHER’S COMMENT今回撮影したエアバスA350のような大きさの飛行機の場合、レンズは500mmがベストです。このレンズを⼿にして、まず驚いたのが500mmという焦点距離にもかかわらずダイナミックに撮影できる、コンパクトなサイズ感。伊丹空港周辺は⾶⾏機との距離が近いことで有名で、空港周辺にたくさんの撮影スポットがあるため⾃転⾞で移動する撮影者も多く、機材はコンパクトな⽅が好ましいです。レンズが⼩型なため⼿持ち撮影も快適。多くの待ち時間を必要とする撮影では、⻑時間になればなるほど撮影の疲労は蓄積しますので、コンパクトで取り回しが良いことは⼤きなメリットです。
PHOTOGRAPHER’S COMMENT今回撮影したエアバスA350のような大きさの飛行機の場合、レンズは500mmがベストです。このレンズを⼿にして、まず驚いたのが500mmという焦点距離にもかかわらずダイナミックに撮影できる、コンパクトなサイズ感。伊丹空港周辺は⾶⾏機との距離が近いことで有名で、空港周辺にたくさんの撮影スポットがあるため⾃転⾞で移動する撮影者も多く、機材はコンパクトな⽅が好ましいです。レンズが⼩型なため⼿持ち撮影も快適。多くの待ち時間を必要とする撮影では、⻑時間になればなるほど撮影の疲労は蓄積しますので、コンパクトで取り回しが良いことは⼤きなメリットです。
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高いAF性能で写し止める解像感ある一枚
PHOTOGRAPHER’S COMMENT500mmの焦点距離ともなると⾶⾏機の前半分(ノーズギアとメインギアが画⾓に⼊るくらい)のドアップショットが撮れます。この構図ではAF性能と解像度が特に重要です。エンジンに書かれている⽂字の解像、リベットがどこまで⾒えているか、正⾯からのショットではワイパーや機⻑のシルエットなどがどこまで⾒えるかなどもポイントです。
TAMRON 150-500mmはリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載しているため、AFは高速、スムーズかつ正確で、連写においても追従性が⾼く、作動⾳も静かなためストレスなく撮影に集中できます。⾶⾏機は⾦属なので、よりシャープに、リアルに映っているかが重要なのですが、150-500mmで撮影したカットは4Kモニターを使⽤し、等倍で確認をしてもきちんと解像していました。
PHOTOGRAPHER’S COMMENT500mmの焦点距離ともなると⾶⾏機の前半分(ノーズギアとメインギアが画⾓に⼊るくらい)のドアップショットが撮れます。この構図ではAF性能と解像度が特に重要です。エンジンに書かれている⽂字の解像、リベットがどこまで⾒えているか、正⾯からのショットではワイパーや機⻑のシルエットなどがどこまで⾒えるかなどもポイントです。
タムロン 150-500mmはリニアモーターフォーカス機構VXDを搭載しているため、AFは⾼速かつスムーズに正確で、連写においても追従性が⾼く、作動⾳も静かなためストレスなく撮影に集中できます。⾶⾏機は⾦属なので、よりシャープに、リアルに映っているかが重要なのですが、150-500mmで撮影したカットは4Kモニターを使⽤し、等倍で確認をしてもきちんと解像していました。
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飛行機の様々な表情を再現できる描写性能
PHOTOGRAPHER’S COMMENT気象条件によりますが300mm以上の望遠で飛行機を狙うと、地表との温度差で陽炎との戦いです。さらに⾶⾏機は停⽌していても尾翼後ろの補助エンジンが常についているため、季節や時間帯を選んでも撮影条件が厳しいことが多くなります。厳しい条件の中でも、150-500mmはレンズの持つコントラストを⽣かし、⾦属の質感や、⽴体感までを再現することができました。特にシルエットを⽣かした逆光シーンなどでは明暗差を残しつつ、暗部の描写についても満⾜のいく画質を得られました。
PHOTOGRAPHER’S COMMENT気象条件によりますが300mm以上の望遠で飛行機を狙うと、地表との温度差で陽炎との戦いです。さらに⾶⾏機は停⽌していても尾翼後ろの補助エンジンが常についているため、季節や時間帯を選んでも撮影条件が厳しいことが多くなります。厳しい条件の中でも、A057はレンズの持つコントラストを⽣かし、⾦属の質感や、⽴体感までを再現することができました。特にシルエットを⽣かした逆光シーンなどでは明暗差を残しつつ、暗部の描写についても満⾜のいく画質を得られました。
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アルカスイス三脚座に対応
付属アクセサリーの三脚座は、着脱しやすく、安定性に富んだアルカスイス互換のクイックシューに対応 PHOTOGRAPHER’S COMMENT⾶⾏機の離発着に応じて、また構図や気象条件によって撮影位置を変えるため、アルカスイスに対応した三脚座が標準装備されていることは⾮常に便利でした。撮影時のスムーズな着脱だけでなく、持ち出すレンズを選ぶ際にも、プレートのつけ外しがないため準備が⼿間取りません。ちょっとしたことなのですが、たくさんの機材を扱う側としてはやはりレンズのセレクトポイントになるかと思います。
付属アクセサリーの三脚座は、着脱しやすく、安定性に富んだアルカスイス互換のクイックシューに対応 PHOTOGRAPHER’S COMMENT⾶⾏機の離発着に応じて、また構図や気象条件によって撮影位置を変えるため、アルカスイスに対応した三脚座が標準装備されていることは⾮常に便利でした。撮影時のスムーズな着脱だけでなく、持ち出すレンズを選ぶ際にも、プレートのつけ外しがないため準備が⼿間取りません。ちょっとしたことなのですが、たくさんの機材を扱う側としてはやはりレンズのセレクトポイントになるかと思います。
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航空写真家佐々木 豊氏のおすすめポイント
飛行機を撮影するうえで被写体との距離がどうしても遠くなるため望遠レンズは不可欠な機材ではあります。いまでは純正レンズも含めて様々な望遠系ズームレンズをチョイスできます。その中でこのTAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD (Model A057)はまず500mmという超望遠域までカバーできているのにもかかわらず非常にコンパクトにできている点は、機材がどうしても大きくなっていく中で大きなアドバンテージになります。飛行機撮影の場合500mmまであれば望遠側は十分な焦点距離だと言えます。画質に関しても昨今の高画素のイメージセンサーに対しても十分な性能を有していて、ズーム全域で収差の少ない高精細な映像を写し出してくれます。AFに関しても非常に素早く静かな作動で良い意味でAF作動を気にせず撮影に集中することができます。ズーム位置を任意で固定できるフレックスズームロック機構やアルカスイス準拠の三脚座が標準で付いていることもありがたい機能です。
佐々木 豊YUTAKA SASAKI
1966年京都府生まれ。これまでモータースポーツや様々なスポーツ競技を撮影。雑誌などに作品を発表。その経験を活かし、現在は航空機撮影を主に行う。どんなシーンでも自分独自の視点とエッセンスをちりばめることに主眼を置いて撮影に挑む。伊丹空港を中心に全国各地の空港で活動。日本航空写真家協会(JAAP)準会員。ソニープロサポート会員。