長さ88㎜×最大径74.4㎜、フィルター径62mm、質量450gの驚異的な軽量・コンパクトサイズを達成。
3つのスチールボールを介して、3つの駆動コイルが補正レンズ 「VCレンズ」を電磁的に駆動する「3コイル方式」を採用。これにより、VCレンズはボールとの接触だけで保持される構造となり、摩擦抵抗が少ない滑らかな動きを実現、「VC」 特有の追従性の良い安定したファインダー像を提供しています。
また、VCレンズを電気的な制御だけで並行に移動させることができるので、機械的な構造がシンプルになりレンズ本体の小型化をも可能にしました。
従来の弊社手ブレ補正ユニット「VC」では、動く補正レンズ側に質量の重いマグネットを配置するムービングマグネット方式を採用しておりましたが、新「VC」機構では質量の軽いコイルを配置するムービングコイル方式を採用いたしました。これにより駆動系の負荷が減り、より小さなコイル、マグネットで動かすことができるようになるため、手ブレ補正ユニット全体の軽量化、コンパクト化を実現しています。
「PZD」の駆動原理は、ピエゾ(圧電セラミック)素子に高周波電圧を加えて伸縮・屈曲させて、素子全体を定在波運動させ、素子全体をくねらせながら動かすことで、素子先端に取り付けた金属チップと呼ばれる接触面が楕円運動を描き、ローター(回転させる対象物)との摩擦によって回転運動を実現しています。利点として、一眼レフカメラ用交換レンズでは従来の超音波モーターに比べても、小型化が可能。設計自由度が高い超音波モーターです。
日常のスナップはもとより、旅行・登山・スポーツなど、アクティブな撮影シーンもこれ1本で快適に撮影できます。クローズアップ撮影ではマクロ撮影に匹敵する撮影を楽しむことができます。
※ソニー用はソニー製デジタル一眼レフカメラがボディ内に手ブレ補正機能を搭載しているため、手ブレ補正機構「VC」は搭載していません。ソニー用製品名はVC表記の無い『 18-270mm F/3.5-6.3 DiII PZD 』となります。
仕様 | |
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モデル名 | B008 |
焦点距離 | 18-270mm |
明るさ | F/3.5-6.3 |
画角(対角画角) | 75度33分~5度55分 |
レンズ構成 | 13群16枚 |
最短撮影距離 | 0.49m |
最大撮影倍率 | 1:3.8 (f=270mm時:最短撮影距離0.49m) |
フィルター径 | φ62mm |
長さ(mm) | 88mm* |
全長(mm) | 96.4mm* |
最大径(mm) | φ74.4mm |
質量(g) | 450g* |
絞り羽根 | 7枚 |
最小絞り | F/22-40 |
標準付属品 | 花型フード |
対応マウント | キヤノン用/ニコン用/ソニー用 |
希望小売価格 | ¥80,000(税込¥84,000) |
発売時期 | 2010年 |
* 長さ・質量は、ニコン用の数値です。仕様、外観、性能等はお断りなく変更される場合が有ります。