AF28-300mm Ultra Zoom XR
F/3.5-6.3 LD Aspherical [IF] MACRO (Model A06)
■世界最小・最軽量。大幅な小径化で、フィルターサイズ62mmを実現。
現行のAF28-300mm(Model 185D)を進化したXR技術を導入して大幅にコンパクト化、フィルターサイズ62mm、最大径73mm、全長83.7mm、質量420gと、世界最小・最軽量*1の「28-300mm
Ultra Zoom XR」を実現しました。
従来のAF28-300mm (Model 185D)に比べると、フィルターサイズは72mmから62mmに小径化を実現。そして、質量は約28%も軽量化を実現しました。*2 これにより、携帯性、操作性が向上し、高倍率ズームレンズとしてまさに常用可能なレンズが完成しました。
*1 2002年5月10日現在。同クラスを対象とした当社調査
*2 当社従来比。Model 185Dとの比較。
A06:最大径×全長(73mm×83.7mm)、フィルター径(62mm)、質量420g
185D::最大径×全長(80.4mm×93.6mm)、フィルター径(72mm)、質量585g
※サイズ・質量の数値はニコンAF用。
■高画質と、コンパクト化を実現するため、XR (高屈折率: Extra Refractive Index) ガラスや複合非球面レンズ、LD(特殊低分散)レンズを多数採用した新光学系を開発。
従来の28-300mmと同じ開放F値を保ち、画質を維持させながら、可能な限りコンパクト化を図るため、「28-300mmUltra
Zoom XR」では、従来とは異なるまったく新しい光学系を開発しました。
XR(高屈折率)ガラスの革新的な活用により、全体の光学パワー配分の最良化を求め、コンパクト化を図ると共に諸収差を良好に補正しています。
複合非球面レンズを3枚適正配置することにより、描写性能を維持し、光学系全体をさらに短く圧縮することができました。(3枚中1枚は、AD(異常部分分散)レンズに複合非球面コーティングを施した、「AD-Hybrid-Aspherical」 レンズ採用)、さらにLD(特殊低分散)レンズを2枚採用し、高画質を実現しています。
■画期的な最短撮影距離、ズーム全域で0.49mを実現。最大撮影倍率1:2.9
従来、高倍率ズームレンズの開発において、常に課題として取り組んでおりました最短撮影距離の短縮の成果が、ここに実現いたしました。
光学設計、機構設計の革新により、従来の28-300mmでは最短撮影距離が変化(28mm
時1.26m/200mm時0.61m/300mm時0.82m)していましたが、新しい「28-300mm Ultra
Zoom XR」では、焦点距離全域で均一な最短撮影距離0.49mを実現いたしました。
300mm側での最大撮影倍率は1:2.9となり、本格的なクローズアップ撮影を楽しむことが
できます。
■機構的工夫により、レンズ最大径の大幅なサイズダウンを実現。また、ズームトルクの軽減とトルク変動を改善。
機構的な工夫により、レンズ最大径の大幅なサイズダウンを実現し、コンパクトなボディの中に複雑な構造を納めることができました。
さらに、ズームトルクの軽減とトルク変動の改善を図り、操作性を向上させました。
生産面においても複雑な構造を持つ『28-300mmUltra Zoom XR』の製品化のため、部品の高精度化・軽量化・強度向上など、製造技術の革新を図りました。
■きれいなボケ味を実現する9枚絞り羽根を採用。
従来の28-300mmより絞り羽根を2枚増やした奇数枚の9枚絞り羽根を採用し、ボケ味の向上を図りました。
■ 携帯に便利なズームロック機構採用
携帯時の自重落下を防止する「ズームロック機構」をさらに使い易くデザイン改良し、搭載しました。
■ 遮光性に優れた花形フードを標準装備
クリアで抜けの良い描写性能を実現するため、画角外から射し込んでくる有害な光線を画面の四角いフレームに適した効果的な形状でカットする花形フードを標準装備しました。
■“高性能、高精密度感”を表現するフォルムとテクスチャーを実現。新世代のレンズにマッチしたデザインを採用。
① ズーム・フォーカスリングのラバーパターンを、従来より小さく密度の高いパターンに変更。カメラに装着した時の一体感、手で操作するときの感触にまで配慮したラバーパターンを採用しました。
②レンズ表記の書体を、より見やすくわかりやすい書体に変更いたしました。
③デザイン上のポイントになる部分にメタル製のレリーフリングを採用し、これに特殊処理で文字を表記。視認性とデザインの向上を図りました。鏡筒全体をおおう黒塗装に、高級感のある、繊細なシボ塗装をほどこしました。
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